片岡鶴太郎「やりたいことをやるのがしあわせな選択」 多彩な活動への思い明かす
国際的なベストセラー小説が原作で、第75回カンヌ国際映画祭にて審査員賞を受賞した本作。2人の主人公が己と向き合い、自らの生き方を探していくというストーリーにちなみ、様々な分野で活躍する片岡さんがゲストとして招かれました。
映画で主人公と父親との関係性が描かれていることにちなみ、父親との思い出に触れる場面も。芸の道へ進む上で大きな影響を受けたといい「うちの父親は、特に落語が好きで、物心ついたときから上野や浅草の演芸場に連れられていったんですけど、子どもなので落語はよくわからなかった。むしろ漫談や色ものなどが面白くて。それでものまねをやりたいと思うようになって、芸人の道に進んだんです」と、活動のルーツになったことを明かしました。さらに、「高校を出てすぐに(声帯模写芸人)片岡鶴八の弟子になって。親元を離れて、自分の道を歩み始めたものですから。父親母親は黙って見守っていてくれましたね」と振り返りました。
その後、芸人としてだけでなく、役者や画家、ヨガインストラクターなど、様々な分野で活躍している鶴太郎さんは「魂がこれをやりたいというもの。魂の歓喜というか、魂が喜ぶだろうなということをやる。そこにはもうかるとかもうからないとか、失敗するとか、成功するとか関係ない。いろいろなしがらみを取り払って、とにかくやりたいことをやるのがしあわせな選択だと思います」と思いを語りました。