俳優の吉永小百合さんが17日、長崎・五島市で、映画『こんにちは、母さん』（公開中）の特別上映会舞台挨拶に出席。共演した大泉洋さんとのエピソードを明かしました。

長崎の五島列島に自生する椿で地域活性を目指す『五島の椿プロジェクト』のサポーターを務めている吉永さん。その特別企画で、映画の特別上映が開催されました。吉永さんは「前作に続いてまたこうやって五島の皆様に、上映会という形でお会いできて本当にうれしいです」とあいさつしました。

映画『こんにちは、母さん』は、山田洋次監督90本目となる作品で、東京の下町を舞台に等身大の親子の姿を描いた物語。母・福江を吉永さん、息子・昭夫を大泉さんが演じました。

吉永さんは、自身の役どころについて「今の時代を前向きに生きるお母さんです」とコメントし、「今回ミシンで足袋を縫うシーンがあるのですが、そのシーンは一生懸命練習したので、ぜひぜひそのシーンはみなさんにしっかり見てほしいと思います」と注目ポイントを明かしました。

そして親子役を演じた大泉さんについては、「撮影に入る前に大泉さんが小さい頃のお写真を見せていただいて、撮影に臨みました。その写真がかわいらしくて、本当の子供のように感じていました」と振り返りました。また、大泉さんが聞き上手だったそうで「プライベートなこととか思わずしゃべってしまったんですけど、こんなことまでしゃべって大丈夫かな？　と思ってました」と、仲の良さが垣間見えるエピソードを明かしました。