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映画『ドライブ・マイ・カー』観客は約3倍に 米アカデミー賞ノミネート発表から一夜明けた映画館

2022年2月9日 22:40
映画『ドライブ・マイ・カー』観客は約3倍に 米アカデミー賞ノミネート発表から一夜明けた映画館
米アカデミー賞ノミネート発表から一夜明けた新宿の映画館

アメリカ・アカデミー賞に、作品賞・監督賞・脚色賞・国際長編映画賞の4部門でノミネートされた映画『ドライブ・マイ・カー』。発表から一夜明けた9日、東京・新宿にある映画館を取材しました。

『テアトル新宿』(『ドライブ・マイ・カー』は10日まで上映)には、取材前日(8日)の同じ時間の上映会と比べ、観客が約3倍となりました。

映画館のスタッフはー。

「今日の動員数だと土日と変わらない動員数で、お客様が、作品賞にノミネートされたということで、さらに注目していただけたのかなという印象を受けました」

「(客層は)いつもだったらご年配のシニア層の方も多い印象だったんですけど、若いお客様の印象が強かったですね」

村上春樹さんの短編小説が原作となっているこの映画。俳優で演出家の主人公が専属ドライバーと出会ったことをきっかけに、亡くなった妻の秘密と向き合っていく物語です。

日本の映画が、アメリカ・アカデミー賞の作品賞にノミネートされるのは史上初。朝一で映画館に訪れた観客に、映画の感想やノミネートについて聞きました。

【40代 会社役員】
「カンヌ映画祭でノミネートされていて、いつか見に行きたいなと思っていたんですけど、今朝もアカデミー賞の方にノミネートされたということで、ちょうど時間が空いていたので、見に来ました。ぜひ受賞してもらえたらうれしいなと思います」

【20代 販売員】
「(映画館の)目の前を通った時に『やってる!』と思って、ついつい映画館に入っちゃいました。もともと村上春樹作品がすごく好きだったので見られて良かったなと率直に思っています。日本人の作品が、日本映画が入ることにあたっては、すごく誇りに思いますし、ずっと残る名作になるんだろうなと思っています」


受賞結果は3月28日(日本時間)に行われる授賞式で発表される予定です。