濱口竜介監督が会見「どうしてこういうことが起きたのか」 米アカデミー賞4部門候補の心境語る
アメリカ・アカデミー賞に、作品賞・監督賞・脚色賞・国際長編映画賞の4部門ノミネートされた映画『ドライブ・マイ・カー』(PG12)。濱口竜介監督(43)が9日、会見を行い、ノミネートされた心境を明かしました。
濱口監督は「率直に言って大変驚いております。今ベルリン国際映画祭に参加するためにヨーロッパに来ているんですけれども、飛行機を降りたらたくさんメッセージが届いていて。そういう報告があってとても驚きました。どうしてこういうことが起きたのか本当にわからないというのが正直なところ」と心境を明かし、原作の村上春樹さん、キャスト、スタッフたちへの感謝を口にしました。
さらに、アカデミー賞への印象は「ただただ、夢の舞台という感覚」と話す濱口監督。
「米アカデミー賞の授賞式に現地に行った自分を想像してみると?」という質問には「なかなか想像できない。どういう場なのか全くわからないので…。ただスティーブン・スピルバーグ監督(濱口監督と同じく監督賞にノミネート)とか、自分自身が映画を見始めたころから仕事をされている方がいたり、ウィル・スミスさんとかデンゼル・ワシントンさんとか…。そういう方がいる場に行くことになると思うので、その場にいられることを楽しみたい、それに尽きると思います」と語りました。