宮沢氷魚、小松菜奈の恋人役で映画に出演
小松菜奈さんが主演を務める映画『ムーンライト・シャドウ』(9月公開)に、俳優の宮沢氷魚さんが出演することが発表されました。
映画は吉本ばななさんのベストセラー小説『キッチン』に収録されている、短編小説『ムーンライト・シャドウ』が原作。突然訪れる恋人の死をなかなか受け入れることができない、小松さん演じる主人公・さつきの視点で描かれる“さよなら”と“はじまり”のラブストーリーで、宮沢さんはさつきの恋人・等を演じます。
■宮沢「等として一生懸命生きる」
宮沢さんは作品への参加について「最初に台本をいただいて読んだ時に、自分自身と等に近しいものがあるように感じ、物語が自分の中にスーッと浸透していく気持ち良さがありました。等の苦悩や悩みもすごく共感できましたが、等に訪れる死というものは忘れて、一つ一つのシーンや瞬間を、等として一生懸命生きるという考え方で撮影に臨みました」とコメント。
■宮沢「世界から愛される作品になったらいいな」
さらに、「主人公のさつきは、個性的で自分の意志をしっかりと持っている女性なので、演じるのは独特の空気感を放つ小松さんしかいないと思いました。『ムーンライト・シャドウ』という作品を背負って主人公のさつきになった小松さんがしっかりと先頭にいたので、現場のチーム力も高まっていき、小松さんにもすごく感謝しています。この作品が皆さんのもとへ届くことを楽しみにしていますし、皆さんが少しでも笑顔になってくれることを願って僕たちもがんばりました。吉本ばななさんの原作のように、日本だけでなく世界から愛される作品になったらいいなと思います」と作品への思いを明かしました。
■二人の別れを予感させる特報映像公開
また、30秒の特報映像も解禁。さつきと等の何気ない日常の瞬間を切り取りながらも、最後に映し出される名残惜しそうに離れる二人の手が、これから訪れる別れを予感させる内容となっています。
(C)2021映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会