元プロボクサーで、現在は俳優やタレントとして活躍する赤井英和さん（62）の現役時代を題材にした映画『AKAI』が公開されることが発表されました。赤井さん本人もインタビューの形で映画に出演するということです。

赤井さんは、1980年に鮮烈なデビューを飾り、戦績は21戦19勝16KO2敗。相手を“どつき倒す”攻撃的なスタイルや、戦いを止めない姿勢などから“浪速のロッキー”の異名で人気となりました。

映画『AKAI』（9月9日より全国公開）は、赤井さんの長男でプロボクサーの赤井英五郎さん（27）の監督デビュー作。赤井さんが1983年に『WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ』で世界王者に挑戦した“ブルース・カリー戦”をはじめ、引退の引き金となった“大和田正春戦”の試合映像、さらにインタビューも収められています。

赤井英五郎監督は「この映画には、コロナ禍で感じたこと、家族への思いなど、いろんな思いを込めて作りました。父（赤井英和）は、過去や未来のことを考えられない性格、今この瞬間でしか生きていない。それは父の才能でもあるけど、『今日頑張れば、明日があるかもしれない』これから見る方にはそんなことを感じてほしいです」と映画への思いをコメントしています。