襲名披露巡業で古典歌舞伎に向き合う時間が多かったという團十郎さん。久しぶりの大きな挑戦について、「ずっと古典をやっておりまして、ほとんど新しいことに挑戦はしていなかったかなと思います。ようやく襲名披露が終わるということで、ぼちぼち動き出さないといけない。この話をいただいて、今の日本人に足りないものを求める作品づくりをしていきたい、日本に足りないものを表現者たちと力を集めて、何かの気づきになり、それが我々の気づきになるような作品づくりをしていきたいと思っておりました。そういうようなことの第一歩かと思います」と、意気込みました。

また、嶋﨑さんの印象について聞かれると團十郎さんは、「今どきの男性はこういうふうな方がモテるんだろうなと思って、私も寄せて数か月間修業したいなと思います」と、笑わせました。

一方、嶋﨑さんは、「親戚のおばさまがすごく團十郎さんを見たいと言っていて、舞台に行ける機会があまりないまま、亡くなってしまって。團十郎さんと同じ舞台に立てるというのはすごくうれしい」と話すと、團十郎さんが「じゃあ、おばさまのために頑張ろう」と、声をかけました。