永井美奈子 音楽フェスで音大生にエールを
クラシック音楽フェスティバル『音楽堂 夏FES.2021 おんなつ』が、8月19日、20日、21日の3日間、東京・西麻布にある霞町音楽堂にて開催されます。
新型コロナウイルスの影響で様々な音楽フェスの開催が困難だった去年の夏。「音楽をやりたい人はこんなにいるのに」「音楽を聴きたい人はこんなにかなしんでいるのに」という想いから『霞町音楽堂夏Fes.』略して“おんなつ”が誕生、クラシック音楽史上初24時間音楽配信を行いました。
企画立案をしたのは元日本テレビのアナウンサーで、現在はフリーアナウンサーとして活躍するの永井美奈子さん。開催に至った経緯について「音楽家が出演する場が奪われてしまった。なんとか出演する発表の場を作りたいというふうに思って始めました。(開催後の反響は)配信ではあっても『久しぶりに生の演奏を届けることができてすごく嬉しい、またやってください』という声は音楽家の方々からいただきました」と語っています。
■音大生を応援 今年のテーマは“夢をあきらめない夏”
そして今年は“夢をあきらめない夏”をテーマに、音楽家はもちろん音楽家を目指す音大生に向けて『おんなつ』を開催。霞町音楽堂の客席定員の半数を音大生枠とし無料で会場に招待したり、現役音大生に無料で配信コンサートを届けるなど音大生を応援する企画となっています。
また今回は春から『おんなつ』に参加したい音大生を募集し、その中から学生が初出演。オープニングアクトとして桐朋学園室内楽の木村心美さん(フルート)、東亮汰さん(ヴァイオリン)、大腰泰成さん(ヴィオラ)、菅井瑛斗さん(チェロ)が出演します。
■プロデューサー・永井美奈子「閉塞感の中にいるみなさんが少しでも夢を見ることができるよう」
今回の開催について永井さんは「コンサートを見て音楽家になろうと思っている人達が夢を諦めないでほしい。またサブタイトルが“夢をあきらめない夏”なんですが、音楽家の卵だけではなくて、コロナウイルスの影響で閉塞感の中にいるみなさんが少しでも夢を見ることができるようなそういうコンサートになればいいなと思っています」とコメントしています。