伊藤万理華、主演映画を「未来に残したい」
俳優の伊藤万理華さんが29日、都内で行われた映画『サマーフィルムにのって』(松本壮史監督)の大ヒット御礼舞台あいさつに出席しました。
伊藤さんが主演を務めた同映画は時代劇オタクの高校生・ハダシ(伊藤さん)が映画作りに情熱をかける様子を描く青春ストーリー。恋、友情、時代劇、SFの要素がシンクロする内容です。「第33回東京国際映画祭」で話題を集めたほか、海外の映画祭での上映も決定しています。
作品は口コミで話題となりました。伊藤さんは周囲の反応を聞かれると「実は私にはあまり直接連絡が来てないんです(笑)。でも、そういったSNSでの声や、監督からお話を聞いたりすると、本当にたくさんの方に届いているんだなと。自分が力を尽くした作品なので嬉しいです」とヒットの実感を語りました。続けて、「母は東京国際映画祭で上映された際に観てくれているのですが、公開後にも色んな友達を連れて何度も観に行ってくれているようです。そんなことをしてくれるのは珍しいので、気に入ってくれているのかなと思います」と話しました。
また作品について伊藤さんは「撮影時のことを話していても湧き出てくる思い出がたくさんあって、“ああ、楽しかったな”“あの頃に戻りたいな”って、まるで学生時代を思い出すような気持ちになるんです。私がそう思った分、観て頂いた方も同じように楽しかった瞬間を思い出すような作品になっていると思うし、それがとても嬉しいです。伊藤万理華としてはこの『サマーフィルムにのって』を未来に残したいですし、ハダシとしては劇中で撮った『武士の青春』を残したい。そんな想いが重なっています。それに向かって駆け抜けた時間は尊いものだし、かけがえのない思い出です」と語りました。