西島秀俊の主演映画、カンヌに出品決定
濱口竜介監督最新作『ドライブ・マイ・カー』が第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門へ正式出品されることがわかりました。
作品は村上春樹さんの短編『ドライブ・マイ・カー』を映画化。妻を亡くし喪失感を抱えた主人公が広島へと向かう中で、新たな一歩を踏み出すロードムービー。主演を西島秀俊さん、その妻を霧島れいかさんが演じ、三浦透子さんや岡田将生さんらも出演しています。
『カンヌ国際映画祭』は世界三大映画祭のひとつ。最高賞“パルムドール”を競う部門として最も注目されるのが「コンペティション部門」です。2019年にはポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』がパルムドールに輝き、その後アカデミー賞も獲得するなど日本でも大きな話題となりました。
濱口竜介監督にとっては、商業長編デビュー作『寝ても覚めても』(2018年公開)に続く、2度目の同部門出品となります。
濱口監督は「歴史あるこの映画祭で、多くの観客がこの映画と初めて出会うことを想像して湧き上がるような興奮を感じています。未だコロナ禍の困難な状況下ではありますがカンヌの地を、ともにこの映画を作った仲間たちと踏むことができたらこの上なく幸せなことです。今は上映のその時を心待ちにするばかりです」とコメント。
さらに主演を務めた西島さんは「監督が人間について深く思考し愛情を注いだ『ドライブ・マイ・カー』のカンヌ映画祭コンペ部門選出を心から嬉しく思います。濱口監督、おめでとうございます。沢山の皆さんに観て頂けることを祈っております」と濱口監督を祝福しました。
8月20日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
(C)2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会