カンヌ国際映画祭 濱口竜介監督ら脚本賞
世界3大映画祭の一つ、フランスのカンヌ国際映画祭で17日、「ドライブ・マイ・カー」で、脚本を手がけた濱口竜介監督らが脚本賞を受賞しました。
2年ぶりに開催されたカンヌ映画祭。17日、コンペティション部門の審査結果が発表され、村上春樹さんの短編小説を原作とした「ドライブ・マイ・カー」で脚本を手がけた濱口竜介監督と大江崇允さんが脚本賞を受賞しました。
「ドライブ・マイ・カー」は、妻を亡くした俳優で演出家の男性が、専属ドライバーとの出会いをきっかけに、目を背けていた妻の秘密と向き合っていく物語です。受賞後、濱口監督は喜びを語りました。
濱口竜介監督「流れるように書こうと、思っていたと思います。何度も何度も村上春樹さんの原作を読む。流れがよどまないような形で一気に書くことを何度か繰り返した。結果だと思います」
濱口監督は、今年のベルリン国際映画祭でも「偶然と想像」が審査員大賞を受賞していて、3大映画祭で連続受賞となる快挙です。