声優・田村睦心「アフレコでようやく実感が」 鳥山明の『SAND LAND』で主人公役に
■舞台は、水を失った砂漠の世界
『SAND LAND』は、『ドラゴンボール』連載終了後となる2000年に、『週刊少年ジャンプ』で短期集中連載された作品です。舞台は、魔物と人間が共存する、水を失った摩訶(まか)不思議な砂漠の世界。悪魔の王子・ベルゼブブが、魔物のシーフ、人間の保安官・ラオとトリオを組んで、砂漠のどこかにあるという『幻の泉』を探す危険な旅に出る物語です。映画は8月18日(金)より全国で公開を予定しています。
■田村睦心、鳥山明に声を聞いてもらえるだけでも「夢のよう」
主人公・ベルゼブブの声を担当する田村さんは、特徴的なハスキーボイスで、これまで多くの少年役やキャラクターの幼少期を演じてきました。ベルゼブブは、悪魔の王・サタンの息子で、約2500歳。自称“極悪の悪魔”でイタズラはするものの、人をあやめるようなことはしない純粋な心の持ち主です。
田村さんは、今回の出演に関して「鳥山明先生といえば子供の頃から大好きだった作品を生み出した方でとんでもなくすごい伝説の方で、オーディションでの音声を先生にも聞いていただけているなんて…それだけで夢のようでした。アフレコに臨む段階でようやく実感がわきました。『SAND LAND』はベルゼブブという悪ぶっているけど、ピュアで心優しい悪魔が主人公なのですが、彼の選択ひとつひとつがとても気持ちがよく、演じていて本当に楽しかったです。人間のラオとの信頼感や、シーフとの友情のような主従のような感じ、それ以外の登場人物や敵との遭遇、彼をとりまく奴らとの色々なやりとりがとてもワクワクし、観どころがたくさんです!ぜひいろんな方に『SAND LAND』のベルゼブブという悪魔の良さを知ってもらいたいなと思いました!」とコメントしました。