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蜷川実花展「虚構と現実の間に」書斎を再現

2021年10月4日 16:14
蜷川実花展「虚構と現実の間に」書斎を再現

写真家で映画監督の蜷川実花さんが2日、東京・上野の森美術館で開催中の写真展「蜷川実花展—虚構と現実の間に—」を訪れ、展示の裏話を語りました。


■蜷川実花展の集大成 アーティストの本質に迫る

2018年より全国10か所を巡回してきた「蜷川実花展 -虚構と現実の間に-」の集大成として開催されたのは、9月16日~11月14日・上野の森美術館での東京展です。

演出家の父・蜷川幸雄さんが病に倒れ、2016年に亡くなるまでの1年半の日常を撮影した「うつくしい日々」や、パラリンピック選手を映し出した、一人ひとりの人間の多様な魅力を伝える作品、コロナ禍の「桜」と「藤」をコラージュした「光の庭」など、およそ400点の作品が展示されています。


■再現された真っ赤な書斎 「仕事しやすくて意外と居心地がいい」

実は、今回の展示に新たに加えられたものがあります。それは、蜷川実花さん自身の真っ赤な書斎を実物で再現した部屋です。

「私の脳内みたいなものを表現した部屋になっていて、何回引っ越しても自分の書斎が赤壁で赤じゅうたんで、赤い部屋で仕事をしているけど、私はすごく前に進む気分だったり、気持ちが高揚したりするので、仕事しやすくて意外と居心地がいいんです。」と笑顔で
語る蜷川実花さん。

展示のため、自宅から2トントラックで書斎の全部を会場に運び込んきたことが「一番大変だったけど、やりきってよかった。もう二度とできない。」と話しました。


映像:「Oha!4 NEWS LIVE」10月4日放送より