東京五輪ソフトボール日本代表が１５日、選手村に入村し会見を行いました。

ソフトボールは２００８年の北京大会を最後に五輪種目から除外されていましたが、東京大会では野球とともに追加種目として実施されます。

０４年アテネ大会、０８年の北京大会に続き、３大会連続出場となるエース上野由岐子投手（３８）は、「いい緊張感でいっぱい。いよいよ始まるんだなという気持ち」と今の心境を明かしました。

北京大会での金メダル獲得から１３年。日本初となる快挙の立役者となった上野投手は、当時と今大会で自身の成長を聞かれると「一番はメンタル面」と回答。

「ソフトボールに対する向き合い方というか、１３年前と今では１８０度変わっている。経験だったりいろんなものを積み重ねて今があると思っているので、あの時と同じようなパフォーマンスはできないかもしれないけど、また違った自分を表現していけたら」と語りました。

ソフトボールは全競技を通じて最も早い２１日の午前９時から始まり、上野選手は、「競技のスタートとして、日本の代表としていいスタートが切れるように」と意気込みました。

そして一週間を切った本番へ向け、「大きな“使命感”というものはないが、むしろそれより大きなものを背負ってマウンドに立てるようにメンタルの強さと心の準備、体の準備をしてきて乗り込んでいるつもり。あとはグラウンドでパフォーマンスをしていきたい。無観客でも熱い思いをしっかりテレビを通して伝えられるように、またスタンドの熱さを周りの地域に伝えられるようにしっかりプレーしていきたい」と大舞台での活躍を誓いました。

◆ソフトボール日本代表日程
７月２１日　ｖｓオーストラリア
　　２２日　ｖｓメキシコ
　　２４日　ｖｓイタリア
　　２５日　ｖｓカナダ
　　２６日　ｖｓアメリカ