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檀ふみ、岩下志麻、中井貴一らが追悼

2021年11月1日 17:16
檀ふみ、岩下志麻、中井貴一らが追悼

映画会社・東映の元代表取締役社長で、日本アカデミー賞協会の会長も務めた高岩淡(たかいわ・たん)さんの訃報を受け、姪(めい)の檀ふみさんをはじめ、岩下志麻さん、中井貴一さんらがコメントを発表しました。


【檀ふみ】
骨の髄まで映画人でした。晩年は、自分が関わった時代劇をテレビで見つけては懐かしがっていたそうです。私が俳優となってからは、どこへ行っても誰と会っても、「高岩淡さんの姪御さん!?」「お世話になりました」「素晴らしい方ね」と、笑顔で迎えられました。そんな叔父を持ったことを、誇りに思っております。いくら感謝しても、感謝しきれません。

【岩下志麻】
謹んでお悔やみ申し上げます。
高岩淡さんには、[極道の妻たち]シリーズで、大変お世話になりました。怒ったお顔を拝見したことがなく、いつも穏やかで優しい、心の温かい方でした。心からご冥福をお祈り申し上げます。

【中井貴一】
又、日本映画の昭和史、変遷を知る先輩が、空の向こう側へ旅立たれました。高岩さんとは『激動の1750日』という、任侠映画の撮影の折、ご一緒させて頂き、仕事以外も撮影中何度も京都の美味しいお店、そして、粋な遊びも教えて頂きました。先輩の死に接する度、後は頼むよ‥と、大きなバトンを手渡されたような気がいたします。激動の昭和という時代から、平成、令和と、90歳までの生涯を貫かれた高岩さん、お見事です。心より、ご冥福をお祈り致します。

【名取裕子】
義理と人情にあつく、映画界、映画にかかわる人達を分け隔てなく大切にする真の映画人だったと思います。
温かい大きな心に守られて、作品を作れたこと、楽しい仕事が出来ましたこと海外の映画祭にご一緒していろんな国の方と心通わせたこと その場にご一緒できて全て感謝しかありません。大きな声と弾ける笑顔と豪快な食欲と、そして何より繊細な優しさを持ち続けた愛の人であることを忘れません。これからはみんなの心の中で、生き続けてくださいね。ご冥福をお祈りします。


※高岩さんの『高』は はしごだかが正式表記


画像:2003年 檀ふみさんと高岩淡さん