笑点・好楽が歌手デビューを師匠墓前で報告
『笑点』メンバーの落語家・三遊亭好楽さん(75)と三遊亭円楽さん(71)が師匠・五代目三遊亭圓楽さんの十三回忌法要に参列し、師匠との思い出から墓前で報告したという好楽さんの歌手デビューなどについて語りました。
2009年10月29日に76歳で亡くなった五代目圓楽さん。命日を前に28日、東京・足立区の易行院で十三回忌の法要が営まれ、一門の落語家およそ50人が集まりました。
■好楽歌手デビュー報告&円楽「時々呼ばれそうになる」
円楽:私が一番長く学生時分のカバン持ちからお亡くなりになるまでお仕えした唯一のお師匠さんで、いろんなことを学ばせてもらいました。みんなの前で私が本当に涙流すぐらい小言くった。
好楽:「話題を作れ」とは我々よく言われました。小言いわれるってことは、注意されなかったらおしまいですからね。無視されたらおしまいだから、かわいがってくれたんだなと今改めて思いますね。
円楽:全てが思い出。話して話しきれないくらいの思い出を頂いてますから、大事にして次の者にバトンタッチしていく。自分たちがやる場所そして落語を広めてまいりたいと思いますので、歌丸師匠共々そっちで呼ばないようにといま手を合わせてお願いした。時々呼ばれそうになる。(五代目圓楽さんと桂歌丸さんが)「あいつが一番気が利く。あいつ呼んでおいでよ」って(笑)
好楽さんは今年1月にCD「♪熱燗二本〜噺家一代〜」で歌手デビューしたことも師匠・五代目圓楽さんに報告したといいます。
好楽:いい曲なんです結構。これ(CD)を師匠にご報告。聴いてくださいって。
円楽:報告したら『くだらねえ』って言っておしまいだよ(笑)うちで飲んでるのはビールなんですよ。うちだと“空き缶二本”。これだ!うちのベランダぶらさがってるの。
好楽:よせよ〜。カラス除けじゃねえよ(笑)
円楽さんは11月3日より開催される「博多・天神落語まつり」をプロデュース。東西の協会や派閥の垣根を超えた一大プロジェクトとして2007年にスタートさせ、今年で15回目を迎えました。2019年からは博多に続き「さっぽろ落語まつり」もプロデュースし、落語界全体を牽引する役割を果たしています。