戸田奈津子、ブラッド・ピットは「女の子が怖い」シャイな人 若手時代のエピソード語る
『テルマ&ルイーズ』(1991年公開)は、リドリー・スコット監督がメガホンを取り、女性2人の冒険と友情を描いたロード・ムービー。監督が監修を手掛けた4Kレストア版が16日より公開されます。
イベントでは当時無名で、映画に端役として出演していたというブラッド・ピットさんの話題に。戸田さんは「(この映画が)彼にとっては一応初めての画面にきちっと出る映画かな。それからものすごい勢いでスターになっちゃいましたけど。私は彼と最初に会ったのはこの映画のあとですね。『セブン・イヤーズ・イン・チベット』っていう映画がありまして。この頃の彼って、突然この『テルマ&ルイーズ』で脚光を浴びちゃったのね。ちょっとスター扱いされたんだけど、その頃、彼は自分がどう対処していいのか全然わかっていない田舎者だったんですよ。当時は本当にシャイでね」と、初めて会った時の印象を振り返りました。
■ブラピのルームサービスは「おみそ汁とサンドイッチ」
さらに戸田さんは「ホテルに泊まると、全部、ルームサービスで済まして。ギター持ってきてポロンポロン弾いてるわけ、部屋で。だから“外に出たら?”って言ったら“女の子がいるから怖い”って言うんですよ。それくらい全然自分の立場がわかっていなくて。おみそ汁とサンドイッチなんていうルームサービスを食べていて、変な人だなと思いましたけど」と、ブラッド・ピットさんの知られざる素顔を明かしました。
その後の変化については「私の目の前で(手を斜め上へ振り上げ)こう成長しました」とアクションつきでトーク。続けて、「10年くらいたって会った時は本当に別人かと思いましたね。あんなにシャイだった人が堂々とスターでオーラを放って。物言いもすごくしっかりしてるわけ。最初はインタビューを受けるのが怖くていつも“監督さん一緒にいて”とか、そういうしゃべれないくらいシャイだったんですよ。今じゃ堂々と自分の意見をおっしゃるし、いい映画をプロデュースなさってるし、だから私の目の前で一番変わった人はブラッド・ピットだと思います。半世紀の間にあれだけ成長して変わった人もいないかなと思う」と、成長ぶりを語りました。