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田村淳、葬儀への考え方に変化 きっかけは「母ちゃんの葬儀に触れてから」

2023年5月12日 22:10
田村淳、葬儀への考え方に変化 きっかけは「母ちゃんの葬儀に触れてから」
新しい葬儀の在り方について語る田村淳さん
お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん(49)が、母の葬儀をきっかけに変化したという、新しい葬儀の在り方や死への向き合い方について語りました。

田村さんが出演したのは、全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の役員と新しい葬儀への考え方などをテーマに対談する、WEB動画です。田村さんは、全葬連のフューネラルアンバサダーに就任しました。

2020年8月に、がんのため72歳で亡くなった田村さんの母・久仁子さん。田村さんによると、久仁子さんは生前、自身のお葬式に出てもらうお坊さんの選出や、葬儀の参列者が食べる弁当の指定 、葬儀中に流れるBGMまで細かく遺言に記すなど、自身でプロデュースしたといいます。

撮影後のインタビューで田村さんは、「母ちゃんの葬儀に触れてから、葬儀のイメージがガラリと変わりました。うちの母ちゃんはがんで、死に対して準備ができる病気だったので、きっとその間に葬儀っていうものを自分なりに参列する人の顔を思い浮かべながら、きっと組み立てていったと思うんですけど、その時の母ちゃんを想像すると、お別れするっていう意味では悲しかったかもしれないけど、葬儀を作り上げるっていうところは楽しんでいたような形跡がすごく残っている」と明かしました。

その経験を受け、「自分が死ぬとか、誰かが死ぬとか考えること自体が、日本社会においては忌み嫌うものになっているけど、100%死なない人はいないので、なので準備できるとか、時間が残されているっていうことを前向きにとらえるって言う意味でも、葬儀をどうやって作るかって考える時間がある人は、僕はそれはそれで幸せってとらえるべきだなと思っていて。不慮の事故で急に亡くなる方から比べると準備ができるので、自分でこういうふうにしたいっていう葬儀をすることで、参列した人がその思いに触れられて、しっかりとお別れができるんだと思うので、作ってほしいなと思います。自分の葬儀を」と語りました。