ロンブー田村淳、母との別れの物語を執筆
お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんがこのほど、書籍『母ちゃんのフラフープ』(ブックマン社)の発売記念オンライントークイベントを開催しました。
淳さんによる書き下ろしノンフィクションで、母との別れの物語です。発売1週間で重版も決定しました。
淳さんは「去年の8月に母ががんで闘病の末、他界しました。お別れした時はものすごく苦しかった。母ちゃんとお別れするという経験を初めてしたので」と回想。続けて「“死ぬことを語ることは生きることにつながるんだ”というのはうちの母ちゃんがよく言っていましたので、そのことを多くの人にちょっとでも伝えられたらいいな(と考えた)。母ちゃんから受け継いだ使命感みたいなものもありつつ、苦しみながら書いたのは事実です」と本に込めた思いを語りました。
本書は“死”がテーマとなっていますが、淳さんは「なかなか“明るい”とか、“ポジティブ”に変換できない方が多いと思うんですけど、ただただ悲しい物語ではない」と説明。さらに「母ちゃんは僕が今まで書いた本を“棺の中に入れてくれ”っていうぐらい本が好きだったので、(出版を)きっと天国で喜んでいると思います」と話しました。