市川團十郎、大事にしている家族のルールは「家族の時間を幸せに感じ続けること」
■市川團十郎「印象的なのは結婚前の映像」 密着取材を始めて16年
市川團十郎(以下團十郎):私の中で今言われて印象的なのは、結婚する前の映像。私がロンドン公演をしている時に彼女(小林麻央さん)が来てくれて、私がはしゃいでワールドカップのユニホームを着て走っていって、彼女は私の体を心配してマッサージの棒とかを買ってきてくれているんですけど、(私が)そういうのを気にせずに、(麻央さんが)「こんな感じで行くんです」とか言ってついてきてくれている映像とかがすごく印象的。麗禾(ぼたん)が初お目見得した時に八千代座に行った時の映像も忘れられない。麗禾はやる気満々だったのに出る前になったら号泣。それでママが必死に「麗禾ちゃん」って優しくやってくれていたこととかが思い出深い。
――鮮明に覚えていますか?
市川ぼたん(以下ぼたん):覚えていますね。でもやったことは覚えていないです。
市川新之助(以下新之助):その時の記憶はないんですが、昔ママが「エイエイオー!」っていう映像が残っていた。覚えてはいないけど、(映像で)見ました。
■市川新之助「反抗期をしないこと」 変えたくない家族のルール
――皆さんが成長してきた姿を密着していますが、これだけは絶対に変えたくないという家族のルールはありますか?
新之助:変なこと言いますけど、ルールをどんどん変えていくんじゃないでしょうかね。昔のことにばかり縛られていたら何もできないじゃないですか。だからルールを変えていくっていうのが我が家のやり方なのではないかなと。
團十郎:おもしろいこと言いますね。重要なことは、変えてはいけない軸っていうものがあって、その上で臨機応変にやっていくってことを言ってるんだけど、今はその軸はどこ?って。
新之助:軸はですね、昔から言ってますけど、なんていうんでしょう…
團十郎:何歳だよ(笑)。
新之助:反抗期をしないことですかね。僕は反抗期をしたくない…? パパにパスします。
團十郎:やっぱり家族の時間を幸せに感じ続けること。人生これから色々あるじゃないですか。いいことも嫌なことも。そういう時がちゃんと共有できて、向き合えるような感覚の家族でいることが大事かなと思いますね。
■家族の1年に密着 ドキュメンタリーが放送
日本テレビでは1月3日(金)午後3時から市川團十郎さんの一家の1年に密着したドキュメンタリー番組『成田屋に、ござりまする。』が放送されます。家族で訪れたバリ島での休暇の様子や、襲名披露興行の稽古の裏側など秘蔵映像をお届けします。