俳優・古川雄大が楽曲を書き下ろし 歌に込めたメッセージはコロナ禍での「理想と現実」
5月2日から開催されるライブツアー『古川雄大 LIVE TOUR 2022 ~i be~』。2019年の12月以来、約2年半ぶりに行うライブです。
書き下ろし楽曲を含む全5曲が収録されたミニアルバム『i be』を引っ提げて、大阪、名古屋、東京で行われる予定となっています。
――約2年半ぶりのライブツアーですが心境は?
2年半ぶりなんだって最近知って、そんだけライブやってなかったんだなと。そういった場所で改めて自分のメッセージを発信できることをとても楽しみたいという思いプラス、この2年半で身につけた技術で音楽を聴かせるという意味で、ちゃんと歌を心に届けたいなと思っています。
――今回のツアーの見どころは?
それこそ2年前ぐらいに新型コロナ(禍)になって、そこでいろんな方がメッセージを発信している中で、自分だったらどういう発信ができるだろうっていう思いで作った楽曲『夜に咲く花』っていうのが、今回のアルバムの曲の中で1番初めにできた曲で、それをきっかけに “繋がり” というテーマで。そのアルバムを思う存分楽しんでもらえるライブになればという思いです。
■コロナ禍で気づいた “つながり” の大切さを語る
今回のミニアルバムに収録した楽曲『夜に咲く花』には、古川さんがコロナ禍で気づいた感情や思いを込めて制作したといいます。
――楽曲『夜に咲く花』はどんな思いで作られたんですか?
僕自身、あんまり人とのつながりを得意としていなくて(笑)。例えば “ご飯に行こうよ” とか “飲みに行こうよ” っていう誘いとかを今まで断ってきてたんですよ。ひとりのが楽だなって。実際新型コロナになって、一人で家に閉じこもっていると、自分もやっぱりつながってないと生きていけないし、つながりを求める人間なんだなっていうのを改めて理解するきっかけになって。つながりがすごく大切になったし、それをそのまま歌にしたかったっていうのと、みんながみんな、なんの欲もなしに同じ方向を見ていたらコロナってきっとすぐ終息したんだろうなっていう “きれいごと” と、それをきれいごとと思っている自分の現実というか、理想と現実というものを混ぜ込んで、メッセージ性のある曲を作りたくてこれを書きました。
■音楽、舞台、映像… 多方面で活躍するも「目の前にあることが1番」
――ライブ前のルーティーンはありますか?
発声練習はしますかね…。それぐらいですかね。ただ発声練習しすぎると、ちょっとあんまり良くないので、軽く発声練習をしてという感じです。特に決まったのはないかな…。
――辛いものが好みでよく召し上がると伺いました。ライブ期間中は食べられないですね?
そうですね。ちょっと控えますね。量を減らしたりとか。前日とかは。でも食べるは食べます(笑)。本当に控えるときもあります。コンサート中とかはたぶん全く(食べたり)やってなかったと思います。
――舞台に、ドラマや映画。様々なジャンルで活躍されていますが、どのようにバランスをとって臨まれていますか?
バランス… 1番とかなく、目の前にあることが1番だなという感覚があります。その時与えられたものを頑張っていたいなという思いでいます。