榊原郁恵、夫・渡辺徹さんの人柄にあらためて感心「自分をさらけ出して向き合ってきた」
祭壇は“太陽のような徹さんが舞台に現れる”イメージでデザインされ、徹さんと郁恵さんの好きなカラーをテーマに、ひまわりやカーネーション、トルコキキョウなどの花が約1万1850本。そして遺影には、2020年9月に夫婦で取材を受けたときに撮影された写真が飾られました。
郁恵さんは集まった人たちへ、「今日はお別れの会って言いながら、明るく送りたくて、そのつもりでいたんですが、4か月という月日が長かったのか短かったのかわからないんですが、どんどんどんどんこみ上げてくるものがあります」と挨拶しました。
■夫が亡くなって約4か月…自問自答し後悔する日々
また、徹さんが亡くなってからのことを振り返り、「この4か月間、最初はとにかく“この人もいろんな悔いがあったのだろうか、いろんなことがあったのだろうか”と思いながら、とにかく安心してもらいたくて一生懸命、お葬式で明るく家族みんなで心を込めて送ったんですけども、それからの4か月、自問自答する度に後悔とか悔やまれることしか出てこなくて。(長男の)裕太はお父さんが明るく“お前、任せたよ”っていう元気な声を聞いたみたいですけど、私の所には姿が現れず、“お父さん変な姿で現れないで怖いから”って言ったから余計なのか(笑)。“オバケで出てこられると怖いからやめて”って言っていたんですけど、でも声が聞きたくて、でも夢でも出てこなくて、きっとみんなの所に行ってるんだろうなって思ったんですけど」と、現在の心境を告白しました。
■あらためて感心した“夫の人柄”語る
さらに、「この会をするにあたって、皆さんがいろんな形で関わってくださったんですが、その姿を見たときに“なんてこの人は皆さんに愛されていたのだろうか。いや違うんだ、この人はこうやってみなさんと向き合ってきたんだ”と思いました。“お父さん、友達作りってどうしたらいいんだろうか?”って、私が聞いたことがあります。“とにかく自分をさらけ出すんだよ”って言われました。そうやって渡辺徹さんは、きょうお越しいただきましたみなさんと、一人一人自分をさらけ出して向き合ってきたんだと思います」と、夫の人柄にあらためて感心したことを語りました。
そして、「今日ここにいないのが残念です。本当にこんな姿で、みんなに会っていただくようになってしまって本当にすみませんでした。でもみなさんの心の中には、私の知らない渡辺徹さんの姿があるんだと思います。これからも渡辺徹、よろしくお願いいたします」と、思いを伝えました。