渡辺徹さんは「偉大だったんだなって」……妻・郁恵さんと息子・裕太さんが会見
俳優でタレントの渡辺徹さんが、敗血症のため61歳の若さで亡くなりました。妻の榊原郁恵さんと息子の渡辺裕太さんが5日、会見し、いまの胸のうちを明かしました。
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妻・榊原郁恵さん
「渡辺徹を話題にしてもらって、渡辺徹のことをみなさんで“あーだこーだ”言っていただいてることが、家族はそれを見てまた、『渡辺徹っていう人は偉大だったんだな』って思う瞬間だったものですから、大変このようにみなさんにお集まりいただいたことをまずは感謝しております」
この日、家族葬を終えて会見を行った郁恵さんと裕太さん。
榊原郁恵さん
「(徹さんは)ICUに入っていましたから…。ただ、意識は遠のいておりますけれど、でも“話しかければ聞こえます”っていう状態だったので、だからずっと話しかけ、最後の最後まで希望を持とうという風な気持ちでおりました」
おしどり夫婦として知られた両親について息子の裕太さんはーー。
渡辺裕太さん
「なんか普通だと思うんですよね。ただ、父親は…周りを楽しませるのが好きな人だったので、母親は楽しそうでしたね。ずっと楽しそうに…たぶん一番笑ってると思いますし、父親の話で」
「もちろんケンカもよくしてましたし…。そこは特別な…僕にとってはあたたかい家族でしたね」
榊原郁恵さん
「一緒に生活しているときの思い出っていうのはそれぞれたくさんありますし、それこそ、通夜が終わってから帰ったときに、みんなで不謹慎なんですけど、祭壇をバックに写真を撮ったときにみんなが笑顔だったので。『なんか笑っちゃうね』『こんなんでいいのか』って言いながら」
「これからもそうなんですけど、私たちはずっと思い出すたびに泣き笑いで、あの人の狙いはそれなんですけど…。みなさんに渡辺徹っていう人を忘れないでもらいたいのと、語り合ってもらえたら」
「『バカだよね』とか『マヨネーズ好きだったよね』とか、そんなんでもいいんですけど、みなさんにしゃべってもらいたいし、私たちもしゃべり続けていきたいし、そういうのをあの人が喜んでくれるような感じで話せたらなって」