×

榊原郁恵「私たちが来るまで待っててくれて・・・」 夫・渡辺徹さんの最期の様子を明かす

2022年12月5日 22:50
榊原郁恵「私たちが来るまで待っててくれて・・・」 夫・渡辺徹さんの最期の様子を明かす
会見を行った榊原郁恵さん
11月28日に敗血症のため61歳で亡くなった俳優でタレントの渡辺徹さん。妻の榊原郁恵さん(63)と息子の渡辺裕太さん(33)が会見を行い、徹さんの最期の様子を語りました。

郁恵さんは「渡辺徹を話題にしてもらうことは偉大だったんだなと思うので、お集まりいただいたこと感謝しています」と挨拶。

入院前の徹さんは、発熱などの体調不良が見られ、足元がおぼつかない様子だったそうで、郁恵さんは「入院だなと思ったので“(荷物に)お父さん何入れる? どれ入れる?”って言うようなそういう普段の生活だった。緊急外来の方に連れて行ったんですけど、私が間違えて車を救急車が入るところにとめちゃって。“降りてお父さん。歩いて行って”って言って、いつも通りの雑な扱いで病院に入った感じです」と話し、この時が記憶にある最後の会話だったと言います。

その後は、集中治療室に入院していたと言い、「(亡くなる)前の日にもしかして体の中の心臓は止まっていたと思います。最期の最期まで私たちがくるまで待っててくれて、それでしっかりと2人で見届けて、ご苦労さまでしたっていうふうな瞬間を迎えさせてもらいました」と最期の様子を明かしました。

1987年に結婚し、35年間おしどり夫婦として知られた徹さんと郁恵さん。郁恵さんは「私たちはずっと思い出すたびに泣き笑いで、あの人の狙いはそれなんですけど人生の中で必ずね。公演でもなんでも人をちょっとしんみり感動させ、でも笑うっていう。その時間をそのまんま、今回まで感じられた」と徹さんの人柄を語りました。

この日執り行われたという葬儀では、ひつぎの中に思い出の品をたくさん入れたと話し、「まずは山盛りのご飯。お父さんもう制限ないからって。“今じゃないんだよ。お前もう少し前に食べさせてくれよ”って言ってるねって言いながらいっぱい山盛りにして飯。あとは写真と、家族・親戚みんなに手紙を書いてもらい思い思いの手紙を入れさせてもらいました。家族みんながお父さんカッコいいっていうスーツを入れてカッコよく、あと私と主人の出会いの花も入れてあげて、最後は舞台の時に必ずかけていました坂東玉三郎さんからいただいたのれんをかけて送り出させていただきました」と語りました。