俳優の菅田将暉さん（30）が5日、出演する映画『銀河鉄道の父』初日舞台挨拶に、主演の役所広司さん（67）や、坂井真紀さん（52）らと登場。菅田さんが、撮影期間中、おいしい差し入れを楽しんだという共演者たちに悔しさを見せました。

本作は、第158回直木賞を受賞した同名小説を映画化。無名だった詩人・宮沢賢治を支えた、父・政次郎と家族の愛を描いた物語です。賢治の父・政次郎を役所さん、賢治を菅田さん、賢治の母・イチを坂井真紀さんが演じています。

MCから、“今だから共演者に聞きたいことは？”と、振られた菅田さんは「ずっと岐阜・恵那市で撮影していて途中、僕は食事制限があって、あまり食べられなかったんですよ。この間、皆は何を食べていたんですか？」と、質問を投げかけました。

役所さんは、「印象に残っているのは、やっぱり差し入れにいただいた五平餅！」と回答。すると菅田さんは、「五平餅、うまそうだった～」と、当時を回顧。さらに、役所さんが「2本ぐらい食ったかな」と伝えると、菅田さんは「いいなあ」と、羨ましそうな顔を見せました。

同じ質問に、坂井さんが「（岩手の方からの）差し入れの、薄い“かりんとう”みたいのを…」と答えると、役所さんは「あれ、うまかったね！　あれも、食べてないの？」と菅田さんを“挑発”。会場の笑いを誘いました。

一方、MCから、菅田さんは何を食べていたんですか？　と質問されると「近くのスーパーで、キャベツの千切りとか買って食べていました。（僕）かわいそうでしょ？　それが仕事なんですよ」と苦笑いで明かすと、役所さんは「役者の鑑（かがみ）だね」と、菅田さんをたたえました。