俳優の中尾明慶さん（34）が5日、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔さん、前田敦子さん、香里奈さん、豊川悦司さん、原田美枝子さん、三浦大輔監督と、映画『そして僕は途方に暮れる』の完成披露試写会に登場し、妻・仲里依紗さんから逃走したくなったエピソードを明かしました。

2018年にシアターコクーンで上演された舞台を映画化した本作。主人公の菅原裕一（藤ヶ谷太輔）が、ほんのささいなことから、恋人、親友、先輩と後輩、家族、あらゆる人間関係を断ち切っていく、人生をかけた逃避劇を描く物語です。中尾さんは、裕一の親友・今井伸二を演じています。

撮影を振り返り、不思議に思ったことがあったそうで「僕がオフィスでパソコンを打っているみたいなシーンが出てくるんですよ。本当に映画の中では数秒のカットなんですけど、20テイクやりました（笑）いまだに“あれなんだったんだろう？”と思いますけど、でもそういう現場ってないじゃないですか？　そういう意味ではすごく貴重だし、時間もお金も使えないので、本当に恵まれた環境でお芝居だけを考えて、監督にOKをもらうことだけを考えて臨めたっていうのはすごく楽しかったです」と告白しました。

また作品にちなみ、“逃げ出したいと思った”ことを聞かれると「ついこの間夜遅くまで飲み過ぎまして、ちょっと酔っ払っちゃいまして、ほろ酔いで家に帰ってガチャってドアを開けたら、妻（仲里依紗さん）に“え？　酔ってんの？”って言われた時は、そのまま本当にドアを閉めようと思いました」と明かしました。