寛一郎、舞台初主演で父・佐藤浩市からかけられた言葉
この舞台は、ノーベル賞作家のペーター・ハントケの創作戯曲で、演出は、渡辺謙主演舞台『ピサロ』などで知られるイギリス人演出家のウォル・タケットが手がけています。
映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』などで数々の賞を受賞、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での演技も話題になった寛一郎さん。今回が舞台初出演にして初主演となります。寛一郎さんが演じるのは、社会と隔絶されたドイツ人孤児のカスパー。ある日、突然謎の男たちに「ことば」や「社会のルール」を教え込まれ、社会にとらわれていきます。
初めての舞台ながら、舞台に出るのは「これが最後」と語る寛一郎さん。その理由について、「カスパーにほれ込んだ部分があるので、カスパーが終わるということは僕の中でも舞台はいいかな…っていう(笑) 恵まれた環境の中で芝居が出来たので、意気込みでもありますが“最初で最後”ということで頑張りたいなと思います」と語りました。
■「そうなんだ」 父・佐藤浩市からの反応は“あっさり”
舞台と映像作品の違いについては「お芝居の仕方にそこまで変わりはないですが、1か月間稽古をやって、約2週間くらい本番があるっていうシステム自体が(映像作品には)ない」といい、「持続性と持久性と、自分と客観視のギャップみたいなものを常に感じながらやらないといけないのは、最初はとまどいと違和感で。ある種の体感みたいなものは必要なのかなと思いました」と、舞台の難しさについて明かしました。
また、今回の舞台について父・佐藤浩市さんの反応は、「“舞台やるの?”って驚きはありました。“やるよ”って返しました(笑)。そしたら“そうなんだ”って(笑)」とあっさりしたものだったと明かし、舞台を見に来てくれるかについては「来てくれるんじゃないですかね。どっちでもいいんですけど(笑)」と笑顔を見せました。