尾上右近、お岩ゆかりの寺で祈願「恐れとは大事にするということ」 『東海道四谷怪談』に込めた思い
『東海道四谷怪談』でお岩を演じる尾上右近さん
歌舞伎俳優の尾上右近さん(31)が16日、福岡・博多座で上演される『六月博多座大歌舞伎』の夜の部『東海道四谷怪談』(6月2日~)の舞台安全成功祈願に出席し、意気込みを語りました。
右近さんは『東海道四谷怪談』で演じるお岩にちなみ、ゆかりが深い東京・新宿区の陽運寺を訪れ、成功祈願を行いました。
今回のお参りに右近さんは「昔から“四谷怪談を上演するとなにかあるから”と安全祈願にお参りする習慣がありますが、僕の気持ちとしては安全をお願いすると同時に、成功をお願いするということでもあるし。お参りさせていただくことで味方になっていただくつもりでお参りさせていただいたので」と回答。
続けて「自分の体を通じて、お岩様が現代の世に現れて。お客様が見て感動したり怖がったり。歌舞伎をエンタメとして楽しんでいただくということが、お岩様の喜びにもつながるのではないかと思います」と舞台への思いを語りました。
また、お岩を演じる上で気をつけていることを聞かれると「幽霊を演じますから、楽屋で幽霊の支度をしたら舞台袖まで誰にも会わないようにするとか、小道具の赤ちゃんを直接床に置かないように布団を敷いたりとか。恐れとは大事にするということですから、役者には“目に見えない力を信じる力”がないと演じきれない部分もあると思うんです」とコメント。
その上で、「今回、30代前半の俳優である自分がこういう大役をやらせていただくということは、歌舞伎の伝統の中に生き続けながら、現代でそれを背負って立つという責任と、なにか選ばれたという幸福感をとても感じます」と意気込みを語りました。
右近さんは『東海道四谷怪談』で演じるお岩にちなみ、ゆかりが深い東京・新宿区の陽運寺を訪れ、成功祈願を行いました。
今回のお参りに右近さんは「昔から“四谷怪談を上演するとなにかあるから”と安全祈願にお参りする習慣がありますが、僕の気持ちとしては安全をお願いすると同時に、成功をお願いするということでもあるし。お参りさせていただくことで味方になっていただくつもりでお参りさせていただいたので」と回答。
続けて「自分の体を通じて、お岩様が現代の世に現れて。お客様が見て感動したり怖がったり。歌舞伎をエンタメとして楽しんでいただくということが、お岩様の喜びにもつながるのではないかと思います」と舞台への思いを語りました。
また、お岩を演じる上で気をつけていることを聞かれると「幽霊を演じますから、楽屋で幽霊の支度をしたら舞台袖まで誰にも会わないようにするとか、小道具の赤ちゃんを直接床に置かないように布団を敷いたりとか。恐れとは大事にするということですから、役者には“目に見えない力を信じる力”がないと演じきれない部分もあると思うんです」とコメント。
その上で、「今回、30代前半の俳優である自分がこういう大役をやらせていただくということは、歌舞伎の伝統の中に生き続けながら、現代でそれを背負って立つという責任と、なにか選ばれたという幸福感をとても感じます」と意気込みを語りました。