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なだぎ武 母との別れを報告 亡くなる数時間前には着信も電話とれず「なんで出やんかったんや」

2023年5月15日 23:10
なだぎ武 母との別れを報告 亡くなる数時間前には着信も電話とれず「なんで出やんかったんや」
なだぎ武さんのインスタグラムより
お笑いタレントのなだぎ武さん(52)が14日、自身のインスタグラムを更新し、母親が大腸がんのため亡くなったことを報告しました。

なだぎさんは、幼い頃の自身と母との2ショット写真とともに「先日、母が亡くなりました。家族葬で、通夜も葬儀も終えました。母はステージ4の大腸癌でした。大腸癌と言われてから、手術をいくつか経験し、抗がん剤治療を受け、癌とずっと戦っていました。そこから6年くらいになると思います…最後は腹水の症状が出、膨れ上がった体に苦しみ、疲れ、水も抜いてもらえないまま、静かに部屋で一人息を引き取っていました」と報告しました。

母親が亡くなったその日、映画鑑賞をしていたというなだぎさんは、「その日昼過ぎにメールをし、その数時間後、電話が掛かってきたけど映画を観るために着席していたのもあり、予告も始まっていたので、気づいてはいたが改めて観終わってから折り返えそうと、着信を切ってしまった。映画を観終わり、帰宅して改めて連絡するが繋がらず、弟にLINEをするも既読にならず。そのちょっとしてから父から電話。『おかんが逝ってもうたわ…』『え!?』意味がわからなかった、、、『え? なんで!? さっき電話くれてたのに、、え?? 、、あれが…もしかして最後の連絡になったの!? なんで、、なんで出やんかったんや、、』一気に後悔と悔しさが押し寄せ、動揺が止まらなくなった。『とにかく今から帰る!、、』と、父に伝えて急いで家を出た。信号待ちをしていたタクシーに走って乗り込み東京駅へ。その間動悸は止まらず、電話に出なかった後悔と悔しさで涙が溢れ出てきた…新幹線の車内では呆然と、ただただ後悔の気持ちでどうしようもなく涙が出続けた」と明かしました。

母と対面した時の様子については、「実家へ着き、母の顔を2ヶ月ぶりくらいに見た。顔や身体に黄疸が現れてて真っ黄色くなってた、、腹水で足は膨れ上がってて、膝も曲げれず移動も寝返りもままならない状態。『この体でよく今まで頑張ったな、、しんどかったな…辛かったな…眠る事も出来んかったやろ、、結局ろくな親孝行も出来ずにごめんなさい、、』もう末期で余命幾許も無いと分かってるなら、家族として、腹水を抜いて少しでも楽な身体にしてあげたかった…それって叶わない事やったんやろか…と今だに思ったりもします。でも母の最後の顔は、今にも起きてきそうな、それは寝顔のように安らかな顔でした。これでやっとゆっくり、ぐっすり寝れる事ができるのかな…と。出来る事ならば、実家でゆっくりと孫の顔をまた見せてあげたかった」とつづりました。

そして、「こんなただの個人的な事も書いていいのかな…なんて事も思いましたけど、母へのこの想いを残しておこうと、書くことにしました。今現在病気や治療で苦しんでる方のお知り合いや親族、ご家族の方、大変な事も多いと思いますが、常に寄り添っていてあげてください。側に居てくれる存在や言葉だけでも大きなエネルギーになると思います。明日、何時間先、何分先、何がどうなるかわかりません…後悔は取り戻せない…自分が今まさにそうな様に。後々自分の心に落とし込めるよう、後悔と思わない瞬間瞬間を行動や言葉、態度で示してあげて下さい」と呼びかけながら、最後に「母の日に… おかん…痛みや腹水や癌の辛さも何もない天国で、笑っていてくれると嬉しいです。産んでくれてありがとうね…」と、母へ感謝を伝えました。
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