舘ひろしが見てきた石原裕次郎さん、渡哲也さんの意外な一面「お芝居うまくない」
■いまだに抱いている悩み「自分に自信がない」
40年以上も役者として活躍してきたにもかかわらず、いまだに“芝居には自信がない”という舘さん。その理由について「自分に自信がないのかもしれない。芝居をするけど、それがちゃんと求められている芝居かどうかもわからない。いつも悩んでいます」と打ち明けました。
また舘さんは役者として身近にいた先輩・石原裕次郎さんと渡哲也さんについて「いい加減」と表現。石原プロに入った頃、渡さんから「“最近芝居がうまいな”って言われて、“ダメだ”って。“芝居はうまくなるな”」とアドバイスされたと言います。渡さんからの教えについて、“芝居はうまさではなく存在感で勝負すること”を学んだといます。
■「石原さんも渡さんも、お芝居うまくない」 先輩俳優2人の秘話をぶっちゃけ
するといきなり「石原(裕次郎)さんも、渡さんもお芝居うまくないじゃないですか?」と発言し、スタジオの空気を一変させた舘さん。そして笑顔で「あの2人に比べると僕の方がうまい」とアピール。
「石原さんなんて、バインダーにセリフが書いてあるんですよ。それと後はブラインドを下ろすだけですから」と発言。続いて渡さんの演技についても「難しそうな顔して、この辺に書いてあるのを読んでるだけですから」と舘さんだから話せる先輩2人のエピソードを冗談交じりに振り返りました。
■裕次郎さん・渡さんから学んだ“映画愛”を継承
長年所属した石原プロモーションの解散と、恩人・渡哲也さんの死を受け、“2人の夢を引き継いでいきたい”と2021年に『舘プロ』を立ち上げた舘さん。2人から学んだ映画愛を継承しているといいます。
「僕は渡さんと会って、俳優としてもそうですけど人生が変わったと思う。言葉にするのは難しいですけど、“ああいうふうになりたいな”と思いますね」と、しみじみ話す舘さん。2人の偉大な先輩たちが身近にいたことが幸運だったといい「いいことも悪いことも学ばせていただいた」と感謝の思いを明かしました。