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中毒性やばい『スイカゲーム』 ダウンロード数はブーム前の「5万倍以上」 人気の理由を開発元に聞いた

2023年10月3日 22:35
中毒性やばい『スイカゲーム』 ダウンロード数はブーム前の「5万倍以上」 人気の理由を開発元に聞いた
SNSで「中毒性やばい」と話題の『スイカゲーム』
スイカゲーム』というパズルゲームが今、話題を集めています。ゲームメーカーではない会社が、約2年前に配信開始したこのゲーム。なぜ今、ブームとなっているのか? また、誕生の経緯や今後の展開について開発元を取材しました。

『スイカゲーム』は、箱の中で上から落ちてくるフルーツを積んでいくパズルゲーム。同じフルーツ同士をぶつけ合うと、1つ大きなフルーツに進化します。たとえば、さくらんぼが2つくっつくといちごに進化するように、ぶどう(いちご2つ)→デコポン(ぶどう2つ)→かき(デコポン2つ)→りんご(かき2つ)…と、どんどん果物が大きく変化していき、一番大きなスイカを作ると高得点を獲得できます。時間制限はなく、箱からフルーツが飛び出したりあふれたりするとゲームオーバーとなります。

■約2年前のゲームが現在ダウンロードランキング1位 人気の理由は

Nintendo Switchで、240円(税込)という低価格でダウンロードできるこのゲーム。2021年12月に配信がスタートしましたが、約2年たった現在、My Nintendo Storeでダウンロードソフトランキング1位に輝く人気となっています。開発元のAladdin Xに「なぜ今ブームになっているのか?」を質問すると、「VTuber様などがゲームを楽しむ動画を配信してくださったことがきっかけで、動画サイトやSNSを中心にブームになっていると感じています」と回答。

人気の理由として
(1)幅広い方々に受け入れていただけるイラストのかわいさや親しみやすさ
(2)ゲームルールのシンプルさ
(3)失敗しても「次はうまくできるんじゃないか」と思わせるゲームの雰囲気
と分析しているといいます。

さらに、ダウンロード数の伸びについて聞くと「ブームになる前と比較をすると約5万倍以上のダウンロード数となる日もございます」と明かし、異例の人気となっていることがわかりました。

■『スイカゲーム』ブームで“商品化”の声がけも

このゲームは元々、ゲームメーカーではないAladdin Xが展開する、自宅で使う照明一体型のプロジェクター『popIn Aladdin』に内蔵されていたもの。様々なコンテンツがある中で、“手軽に楽しんでもらえるゲーム”として開発されました。

その後、『スイカゲーム』をきっかけに上記プロジェクターのブランドを知ってもらおうと、本体内蔵のゲームという枠を飛び出し、Nintendo Switchのダウンロード専用ソフトとして配信したといいます。開発元は「スマートフォン上のアプリなどの選択肢もありましたが、たくさんのアプリに埋もれてしまうよりは、少しでも目立つ可能性が高い、My Nintendo Storeでの提供をすることにした」と、配信を決めた経緯を説明しました。

SNSでは「中毒性やばい」「時間が溶ける」などの声が相次ぎ、「ハマりすぎて寝不足」という感想も届いている『スイカゲーム』。商品化の声もかかっているそうで、今後の展開については「社内で検討中」だと回答しました。

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