山崎貴『ゴジラ-1.0』が2冠を獲得 歴史を覆す撮影方法は「すごく怖かった」
2023年に公開され、観客動員数500万人以上を達成した映画『ゴジラ-1.0』。世界のクリエイターたちを驚嘆させた最新のCGを駆使する技術力の高さと、興行収入が世界で170億円を突破し、全世界の観客を感動させた作品の素晴らしさ、SNSで発掘した若手クリエイターたちを現場に呼び寄せチャンスを与え、ベテランの才能と新たな世代の才能の力を結集して世界への道を開いた次世代育成の観点などが評価され、『優秀賞』が贈られました。
受賞について山崎さんは「AMDアワードは本当にみんな欲しがってる賞なんですけど、やっぱりデジタルということで、すごく裾野が広いんでなかなかもらえない賞だというふうに思っていましたので、今回ゴジラでいただけてとてもうれしいです」と感謝しました。
また「受賞理由の中に”若者たちの道を開いてというようなことを書いていただいたんですけど、ほんとに今回のゴジラは若い才能たちがものすごくがんばってくれて、すばらしい作品になったんではないかなと思っています。僕が若い頃に上の人たちにやっていただいたみたいに、これからも若い人たちの才能をどうやって生かしていくかってことをすごくこれからは考えていくべきなんではないかなって思ってます」とコメントしました。
さらに『ゴジラ-1.0』は、 授賞式当日に優秀賞を受賞した作品の中から選出される“大賞/総務大臣賞”も獲得。挨拶では、「ゴジラというのは長いこと着ぐるみを使って、一発撮りでとるという歴史がずっとありまして、その中で我々は完全にフルCGのゴジラということで挑戦したわけなんですけれど、すごく怖かったですね」と話し、「この賞をもらえたってことで、“デジタルでやってよかったんだよ”と言われているような気がしてとてもうれしいです」と心境を明かしました。
『デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’24/第30回AMDアワード』は、デジタルメディア業界の発展を目指し、優れたデジタルコンテンツ等の制作者を表彰するイベント。『ゴジラ-1.0』の他にも、HD-2D版『ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…』や、『BlingーBangーBangーBorn』などが優秀賞を受賞しました。