山田洋次監督 坂本龍一さん追悼「DECENTな人柄だった」
山田洋次さん
映画監督の山田洋次さん(91)が、音楽家の坂本龍一さんの訃報をうけ3日、松竹を通じて追悼のコメントを発表しました。
山田さんは「月刊誌に掲載されていた坂本さんの闘病記を、この著者に奇跡が起きて回復するのではないか、ぜひそうあって欲しいと祈るような思いで読んでいましたが、それは叶いませんでした」と悲痛な胸の内を明かしました。
続けて「大江健三郎さんに続いて、世界中の人々に敬愛される日本の二人の優れた芸術家ーー反原発、反核の訴えを市民とともに行動したたぐいまれなお二人の死を、どれだけ多くの心ある日本人が惜しんでいることだろうか」とコメントしました。
そして「『母と暮せば』という映画の作曲者として一緒に仕事をしました。大江さんは著作のなかで「DECENCY」という言葉をよく使われるが、坂本さんはまさにその意味で『DECENT』な人柄だったことを今しみじみ追想します」と追悼しました。
坂本さんは、山田さんが監督を務めた映画『母と暮らせば』(2015年公開)で音楽を担当していました。
山田さんは「月刊誌に掲載されていた坂本さんの闘病記を、この著者に奇跡が起きて回復するのではないか、ぜひそうあって欲しいと祈るような思いで読んでいましたが、それは叶いませんでした」と悲痛な胸の内を明かしました。
続けて「大江健三郎さんに続いて、世界中の人々に敬愛される日本の二人の優れた芸術家ーー反原発、反核の訴えを市民とともに行動したたぐいまれなお二人の死を、どれだけ多くの心ある日本人が惜しんでいることだろうか」とコメントしました。
そして「『母と暮せば』という映画の作曲者として一緒に仕事をしました。大江さんは著作のなかで「DECENCY」という言葉をよく使われるが、坂本さんはまさにその意味で『DECENT』な人柄だったことを今しみじみ追想します」と追悼しました。
坂本さんは、山田さんが監督を務めた映画『母と暮らせば』(2015年公開)で音楽を担当していました。