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ムロツヨシ 「どうやって生き延びるか相談」 永山瑛太と映画『身代わり忠臣蔵』で20年ぶりの共演

2023年12月15日 22:17
ムロツヨシ 「どうやって生き延びるか相談」 永山瑛太と映画『身代わり忠臣蔵』で20年ぶりの共演
映画『身代わり忠臣蔵』で主人公・吉良孝証とその兄吉良上野介の1人2役を演じるムロツヨシさん
俳優のムロツヨシさん(47)と永山瑛太さん(41)が共演した、映画『身代わり忠臣蔵』(2024年2月9日公開予定)の完成報告会見が行われ、2人が撮影を振り返りました。

この映画は、時代劇「忠臣蔵」をベースに“身代わり”というアイデアが加わり描かれた作品。ムロさんは、主人公の吉良孝証とその兄・吉良上野介の1人2役に初めて挑み、瑛太さんは、バディ役の大石内蔵助を務めます。2人の映画の共演は20年ぶりになります。

作品のオファーを受けたムロさんは「やりがいと同時に、誰もが知っている物語を今この時代に作る意味だったり、若い世代の皆さんにお届けしたいと思ったので、その使命の方が考えさせられた」と明かしました。

一方、瑛太さんは「多くの先輩方が重厚な作品を撮られてきた中で、今の時代に必要な作品なんじゃないかと思った。今のムロさんが確実に忠臣蔵に爪痕を残すなと思って。いい意味でも悪い意味でも…」と話しました。するとムロさんは「絶対悪い方隠した方がいいって」と即ツッコミ。さらに、瑛太さんは「チャレンジしていく、型を破っていく時代劇は面白い。現場でもムロさんのパワーが全開で、誰も止められないと思った。天才という言葉だけでは片付けられない、ムロさんの人間性が作品に映っていた」とムロさんを絶賛し、「映画では20年ぶりの共演だったので感慨深い部分もあったし、ムロツヨシという俳優がこの時代に必要なんだと思った」と共演への思いを語りました。

これにムロさんは「こうして作品で再会して、お芝居を通して、いろんな想いをぶつけられるのはうれしかった」と語り「緊張しましたが、2人で酔っ払って歩くシーンでは、変わらないものもありつつ、またカッコよくなったなと…。うらやましいというよりは憧れです(笑)」と振り返りました。
すると、再び瑛太さんからも「ムロさんは色気がある。出来上がった作品をみて、改めていい男だったんだと思った」と褒め合い合戦が行われました。

また、共演で印象に残っていることに瑛太さんは「ムロツヨシ、いいなって、心から何かがあふれそうなシーンがあった。2人で一緒にご飯食べに行っても、正面で向かい合うことがないので、そういう(向かい合って演じる)シーンが生まれたのは良かった」と話し、ムロさんも「自分の正体や思いを明かすシーンも、お芝居という会話を成立させていくのが心地よくて印象に残ってます。20年前はどうやって生き延びるか相談し合っていたので、そういう想いものせられたシーンでした」と振り返りました。