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2児の母・加藤ローサ、10年ぶりの映画は不安しかない「ほぼ専業主婦みたいな生活をしているので」

2022年8月19日 22:05
2児の母・加藤ローサ、10年ぶりの映画は不安しかない「ほぼ専業主婦みたいな生活をしているので」
映画出演の不安と子育てについて語る加藤ローサさん
10年ぶりに映画出演した俳優の加藤ローサさん(37)にインタビュー。不安を抱きながら臨んだという撮影について、さらに小学5年生と3年生の2人の男児の母親でもある加藤さんに子育てについても聞きました。

――10年ぶりの映画はどうでしたか?

10年ぶりの映画出演なんですけど。あれから10年たったんだと思って、なんか浦島太郎じゃないけど、なんか不思議な気持ちです。

■加藤「撮影現場はリラックス」 離島で暮らす母親演じる

加藤さんが出演した映画『凪の島』(公開中)は、主演の新津ちせさん(12)演じる小学4年生の凪が、両親の離婚により母の故郷・山口県の小さな島へ。母と祖母と暮らしながら、島の住民たちとの交流を通じて成長していく物語で、加藤さんは、凪の母親を演じています。

――どんな撮影現場でしたか?

去年1か月くらいかけて撮ったんですけど。実際に宿泊して生活していたのも、山口県の離島だったんです。自然がすごくキレイで、瀬戸内海が見渡せる宿泊施設だったので。普段はすごくリラックスしていました。(コロナの影響で)けっこうまとまった休みがあっても東京に帰らないように。(コロナを)持ち込んだら大変、山口にみたいな。そういうこともあって、3連休とかも離島で過ごせたので、お散歩したりとか。宿泊施設から海水浴場に歩いて行けたんですけど、一人でお弁当を持ってそこで食べたりとか、足チャプチャプしたりとか、そういう感じで楽しんでいました。

■ほぼ専業主婦みたいな生活からお芝居できるか不安

映画の舞台、そして撮影現場となったのは山口県の離島。撮影が休みの時もコロナの影響で東京に戻れることができませんでした。そんな中、ブランクがあったというお芝居に対して、さらに約1か月の間、撮影のために家を空けることは不安だったといいます。

――不安と楽しみ、どちらが大きかったですか?

それは不安の方がやっぱり大きかったですね。ほぼ専業主婦みたいな生活をしているので、家を何週間も空けたこともないので、それがまずできるのかとか。お芝居できるのかなとか、いろいろな不安はありましたけど。

――家族の反応は?

夫はすぐに「よかったね。頑張っておいで」っていう感じだったけど。子供たちは不安で「ご飯どうすればいいの?」とか「ママ何するの?俺たちも行っていいか?」とか。不安を抱えている感じでしたけど。(子供にとって)ライフラインが絶たれますからね。

――約1か月間、大丈夫でしたか?

なんとか大丈夫でしたね。私だけめっちゃリフレッシュして、すごく元気で家に戻りましたけど、家に残る男性3人はちょっとお疲れ気味でしたけど。毎日「会いたい、ママも会いたいよ。バイバイ!」ってテレビ電話で言って、切ったら「は~、最高~」って思いながら。

■母親っぽい母親じゃない 子供の中の“長”みたいな感じ

加藤さんは、プロサッカー選手の松井大輔選手と2011年に結婚。現在は小学5年生と3年生の2人の男の子の母親として子育てに奮闘する毎日を送っているといいます。

――加藤さん自身は、どんな母親ですか?

あんまり母親っぽい母親じゃないと思います。子供の中の“長”みたいな感じですかね。

――普段は怒ったりしますか?

怒ります。いや、怒ることしかないです。すごく意味不明なんですけど、食べたアイスの棒とか、そのまま机に置く、あれなんなんだろう。ゴミ箱に捨てたらいいじゃん。「このアイスの棒捨ててね」って言うんだけど、捨てないじゃないですか。また私が言わないといけないじゃないですか。もう3回目くらいには、「頼むから捨ててくれ」と、これを捨てれば私の1つ言わないといけないことが減るから、やることが減るからやってくれって言うんですけど。何にも自分たちでやらないんだよね。まぁ、私がそうさせたんでしょうけどね。今回の映画で家を空けて思ったんですけど、自分のことは自分でやってくれたら、すごく楽なんですよね。「これじゃいけない、何もできない子に育ててしまった」と思って。だから今はすごい小言が多いと思います。

――子供の成長を感じる時は?

今日とかも子供たちを児童館に送って来たんですけど。今までだと私が公園もベタッとくっついて、何が危険かわからないから、一緒に外に出ちゃうと、ずっと見張ってないといけないということがあったんですけど。徐々に自立してきて、自分たちだけで楽しめるようになってきたので、成長を感じますね。今もたぶん児童館で卓球とかしていると思うんですけど。

――子供たちは、いま夏休みですよね?

夏休み。超夏休み。夏休みって本当に大変で、昼ご飯もあって普段は給食だから。もう大変です。けど、今までだと、どこへ行くにも私と一緒に行かなきゃいけなかったけど、児童館行っておいでとか、お留守番もできるようになりましたし、コンビニでアイス買ってきてとかもできるし。ちょっとずつ手を離れているので、成長は感じていますけどね。