【USJ】別れが迫る『スパイダーマン・ザ・ライド』 ファンに聞いたアトラクションの秘密
『アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド』は2004年1月23日にオープンした、超高精細な4K3D映像とライドモーション、100種以上の特殊効果をシンクロさせ、スパイダーマンとともにニューヨークの街を駆け抜けるアトラクションです。累計体験者数は、延べ1億人を超える(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン調べ)人気を誇っていましたが、2024年1月22日に終了し、20年の歴史に幕を下ろします。
アトラクションは、7月4日のアメリカ独立記念日に、ゲストがスパイダーマンである主人公のピーター・パーカーが働く新聞社『デイリービューグル』の見学ツアー中に、悪の組織『シニスター・シンジケート』がニューヨークの街に現れ大暴れ。スパイダーマンが現れることを願い、急きょゲストが新人記者となり取材車両『スクープ号』に乗り込み、スクープを狙うというストーリーです。
■小ネタが豊富 アトラクションの秘密
子どもの頃から『スパイダーマン』のアトラクションファンだという18歳の来園者(左から2番目)は、アトラクション内にさまざまな秘密があることを話してくれました。
特に注目してほしいというポイントがあるそうで、「(アトラクションの冒頭で)『スパイダーマン』原作者のスタン・リーさんっていう人がいるんですけど、その人がバスを運転していたり、(『MARVEL』作品で)スパイダーマンと一緒に出ている『アイアンマン』が出てたりするんです」と秘密を明かしてくれました。
■乗車前の待ち時間も飽きさせない さまざまな仕掛け
また、スパイダーマンのスタッフにも話を聞くと、アトラクション乗車前の待ち時間にも、来園者を飽きさせない仕掛けがあるそうで、1つ目は、新聞社のオフィスにあるカレンダー。ストーリー上、事件が起こった日はアメリカ独立記念日の7月4日のため、カレンダーには7月4日が分かるように、3日まで“バツ印”が書かれています。ほかにも、事件は夜に起きたことから、昼でもスタッフは来園者に対して、“こんばんは!”と挨拶する決まりだそうです。
2つ目は、大広間にあるアニメーション映像。実はこのアトラクションでしか見られないオリジナル映像だそうで、主に悪の組織『シニスター・シンジケート』の説明や本ストーリーに関する事件の説明をしています。3つ目は、大広間にある天井。こちらはスパイダーマンをイメージしたデザインが施されていて、見上げないと気づかないため見落とす人が多いそうです。