小芝風花が絶賛、立川晴の輔『笑点』から“商店”街で本格俳優デビュー 青果店の店主役「絶対“大根”だったと思う」
■立川晴の輔さんにインタビュー
ーー今回どのような役ですか?
今回、八百屋さんなんですよ。八百屋さんの雰囲気をつかみにいかないといけないなと思って、意外と今、八百屋さんが少ないんですよ。結局近所のスーパーの野菜売り場は行ってきました。野菜の値段とかを、何か所か回って、どこのスーパーが今安いかっていうのがわかりましたね(笑)
ーー主演・小芝風花さんの印象は?
ドラマからCMから毎日のように見られている方なので、女優さんだぁ~っていう(笑)すごいですねオーラが。背筋伸びちゃいましたね。
20日放送の第2話のゲストとして晴の輔さんが演じるのは、青果店の店主。演じるにあたり、家の近所の青果店に行って店長さんの立ち居振る舞いを観察し、役作りの準備は万端。その“青果”ならぬ“成果”を、晴の輔節で振り返っていただきました。
ーー撮影を終えて、緊張しましたか?
いやぁ~緊張しました。すごい人数スタッフの方がいらっしゃるので、絶対ミスできないと思いましたね(笑)だから、すごいですね役者さんって本当に。腹のくくりが違うんだなと思いましたね。
ーー小芝風花さんの印象は?
女優さんのオーラがすごかったです。役で目が合うんですけど、ドキドキしちゃいました(笑)
ーー演技を自己採点すると
八百屋じゃないですか。僕、東京農業大学出身なんですよ。点数というよりは、“大根役者”ということで。今回はこれで精いっぱいやりました。大根だったかもしれないけど。
ーー笑点メンバーに何と伝えますか?
昇太師匠も、たい平師匠もこの間、映画に出られていましたし、宮治君もドラマに出ていましたし、間違いなくダメ出しされると思うんですよ(笑)ここからスタートで、大喜利で勝てなくても演技ではちょっと勝ちたいなという欲は出てきました。
ーー大喜利と演技の違いは?
大喜利は即興性じゃないですか、目の前にお客さんがいるんですよ。だからすぐ反応が返ってくるんですよ。ドラマの場合セリフがあって、言い終わった後に果たして合っていたのかどうなのか、いい演技だったのか大根だったのかが、いまだにわからない。そこが違いますかね。
ーー今後、演じてみたい役は?
それは落語家役が一番ラクですよね。そういう役が来てもらえればいいですけど、そういう訳にはいかないんで、それも含めて役者さんってすごいですね。
ーー落語の高座で八百屋さんを演じることは?
それはあります。もちろん江戸時代から八百屋さんもいましたので。そういう意味では豆腐屋さんから酒屋さんからやるんですけど。落語って古典落語がベースなので、江戸時代っていう匂い、そこの匂いにあわせるというのがあるんですけど、現代はあまりやったことがないので、本当に僕で八百屋ができていたのか、今そればっかり考えていますね。絶対大根だったと思うんですよ。でもね、大根役者でも味が出てくればよいわけじゃないですか。味が出るように大喜利でも味がにじみ出るように早くなりたいんですよ。それにはまだ年月がかかると思うので、そういう意味ではこの経験が生きてくると思いますので、本当貴重な経験をありがとうございました。あそこに監督がいると想定して、お辞儀してみました(笑)
晴の輔さんと共演した小芝さんは「全然シーンにはない『へい、いらっしゃい!』みたいなものをずっと練習されていて(笑)シーンにあるなし関係なく、八百屋さんの雰囲気をどうやったらつかめるんだろうと、すごく意識してくださっていた。短い時間だったんですけど、(晴の輔さんの)真面目さと真っすぐさにすごく感動しました」と絶賛していました。
土ドラ9『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜』7月20日(土)よる9時~第2話
出演:小芝風花 大島優子 阿部亮平 立川晴の輔 ほか