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林家木久扇「ウケてないとハラハラ」 笑点への思い&新作ラーメンの先に見据える夢とは

2024年5月4日 7:05
林家木久扇「ウケてないとハラハラ」 笑点への思い&新作ラーメンの先に見据える夢とは
落語家の林家木久扇さん(86)
落語家の林家木久扇さん(86)が3日、東京・浅草演芸ホールの昼の部でトリを務め、3月末をもって卒業した演芸番組『笑点』をネタにするなど20分以上にわたり熱演しました。

自身のヒット曲『いやんばか~ん』を出囃子(でばやし)に高座へ登場した木久扇さんは「世界に響く“いやんばか~ん”でございました。スーパースターの林家木久扇でございます」と挨拶。『笑点』をネタにしたり、立川談志さん、田中角栄さん、師匠である林家彦六さんの声色でネタを披露したり、最後は「笑うといっぱい、いいことがあるそうでございます。また(寄席に)遊びにいらっしゃってください」と締めくくり、客席から大きな拍手が送られました。

浅草演芸ホール5月上席(10日まで)昼の部でトリを務める木久扇さん。この日の出番の前には、ホールに隣接する『ありがとう!林家木久扇ラーメン』のキッチンカーに顔を出し、集まったお客さんに笑顔で手を振り、記念撮影などに応じる姿がありました。

木久扇さんによると、新作のラーメンは外国人にも人気があるそうで「ロシア人とかフランス人とか説明書がわからないと思うんだけど買っていってくれるんですよね。本当にありがたい」と手応えを感じている様子。『笑点』卒業後も毎日忙しく過ごしているそうで、年賀状の絵を描く仕事に喜んで取り組んでいるといいます。

また、卒業した『笑点』も見ているそうで、「やっぱり自分が出ていたもんですからね、ウケてないと、ハラハラしちゃってね。出ているときのほうが気持ちがラクだった。(新メンバーの)立川晴の輔さんが出てくるとうまいことを言ってくれないかなと思ってね、スーッと言っちゃうと、ああ惜しいなと思って、心配してるんですね」と後輩たちを見守っていることを明かしました。

今後については「アニメを作ろうと思っているんですけど手がかかるのと、お金がかかるので。私ひとりが全部描くわけにはいかないので、5人か6人の方が手分けして描いてくれるので、お金ためなくちゃいけない。500万円以上かかると思うんですけどね。だからそれをやるため今ラーメン屋なんですよ」と、さらなる夢に向けて生涯現役を誓っていました。