【なぜ】ディズニーランド 新キャッスルショー 有料席を大幅導入 オリエンタルランドの狙いは?
『Reach for the Stars』は、シンデレラ城を舞台に、様々なキャラクターたちが未来を切り開いていく姿が描かれるキャッスルプロジェクションです。ディズニーの名曲とともに、シンデレラ城に映し出されるプロジェクションマッピングに、光や花火の演出などが加わり、空の上にいるかのような臨場感を味わうことができます。
さらに、東京ディズニーリゾートのエンターテイメントプログラムでは初めて、アイアンマンやキャプテン・マーベルなど、マーベル映画のキャラクターたちが登場しました。
■シンデレラ城前は有料の『ディズニー・プレミアアクセス』などのエリアに
東京ディズニーリゾートの公式サイトによると、天候やその他当日の状況によっては、各鑑賞エリアの区分けが一部変更となる場合があるといいますが、シンデレラ城前の広場は有料の『ディズニー・プレミアアクセス』、ホテルの宿泊に、滞在期間中のパークチケット、ショー鑑賞券などがついた宿泊プラン『東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージ』、東京ディズニーリゾート・オフィシャルパークファンクラブ『ファンダフル・ディズニー』対象の鑑賞エリアになっています。
『ディズニー・プレミアアクセス』は、来園者のニーズに合わせ、パーク内施設などの体験時間や入場時刻を指定して予約できる有料のサービスです。アトラクションのほかにも、ショー・パレードに使用することができ、あらかじめ入場時間を選択して、指定の鑑賞席(エリア)から鑑賞することができます。
今回のショーのほかにも、現在はディズニーランドのパレード『ディズニー・ハーモニー・イン・カラー』や『東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ』が対象で、パークチケットとは別に1人2500円で販売されています。
■狙いは? オリエンタルランドに取材
有料席を大幅に導入したことについて、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは「様々なゲストのニーズにお応えするべく、今回はご自由にご鑑賞いただけるエリアに加えて3つのサービスを対象にエリア設定しました」とし「ゲストのニーズが多様化しており、鑑賞エリアが事前に確保されていることで、ショー開始までの時間もゆっくりお楽しみいただけるというお声も頂戴しております」と明かしました。
実際に来園者に話しを聞くと、鳥取から来園した21歳は「遠方から来ているので、時間すごい待つよりは短縮できるからうれしい思いもあります」と語り、千葉から来園した25歳は「何時間も待つというのも大変だし、席が確保されるというのはある意味ではいいことなのかなと思います」と語りました。