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器の大きい&小さい笑点メンバーは… 林家たい平 還暦の抱負は「目指せ、次の好楽」

2024年8月18日 17:10
器の大きい&小さい笑点メンバーは… 林家たい平 還暦の抱負は「目指せ、次の好楽」
笑点メンバーの“器の大小”を告白する林家たい平さん
演芸番組『笑点』メンバーの落語家・林家たい平さん(59)が14日、東京・中央区の松屋銀座で開催されている『第二回 林家たい平“うつわ”展』(8月14日から20日まで)の内覧会に出席。うつわにちなみ、笑点メンバーの器の大小についての知られざるエピソードや、12月に迎える還暦の抱負を語っていただきました。

長崎・波佐見町で400年以上の歴史を持つ磁器『波佐見焼』。日常使いの“庶民の器”として人々に長く愛され、暮らしに溶け込んでいることから、落語と似たものを感じたという、たい平さん。その魅力を伝えようと年に数回産地を訪れ、“食卓を囲んだみんなが笑顔になってほしい”と心を込めて絵付け。今回は600点以上が展示販売されています。

■笑点メンバーの“器”の大きさは?

うつわ展にちなんで、器の大きい笑点メンバーは誰かと質問すると「小遊三師匠、あと実は好楽師匠も器が大きいというか、小さなことをくよくよ考えてない、そういう器の大きさ」と2人の先輩の名前を挙げました。

詳しく聞いてみると「小遊三師匠はスポーツマンの器の大きさ」と語った、たい平さん。実は、三遊亭小遊三さん(77)は高校時代、卓球部のキャプテンで県大会優勝の腕前を誇り現在は、らくご卓球クラブのヘッドコーチを務めています。さらにオリンピックの聖火ランナーを2度(1964年と2021年、1998年は伴走)経験していて、そんな小遊三さんの素顔について、たい平さんは「常に乱れない心を持っている」と明かしました。

一方、器が小さいと思うメンバーは「春風亭昇太。あの人が司会になってから(座布団)10枚が全然出ないでしょ。器が小さいなと思いますよね。自分の腹が痛むわけじゃないんだから、じゃんじゃん出してみんなが喜んだら、みんなが幸せになる。(昇太さんへ)器の大きな男になれよ」とクレームに近いアドバイスも。新メンバー・立川晴の輔さん(51)からは慕われていて、たい平さんは「リーダー」と呼ばれているそうです。

■還暦目前、若々しさを維持する秘けつ

たい平さんは12月に還暦を迎えますが、“赤いちゃんちゃんこ”を着る予定はないといいます。その理由は「赤は大嫌いなんです。座布団運びの方(山田隆夫さん)が赤い着物を着てるじゃないですか。何度もひどい目に遭っているんです。だから赤は着ません」と笑点をネタにして力強く宣言。元気とパワーは若手に勝てる自信があるという、たい平さんが若々しさを維持する秘けつとは―

「何にでもチャレンジする。やったことがないこと、できないことにチャレンジし続けると、新しいものを勉強して取り入れて、足を運ばないといけないから、老いていく暇がない」と語り、最近は魚を釣ることを目的としない、たい平流“釣らない釣り”にハマっているそうで、釣り道具を見に行って新しいスキルを身につけるなど、今までやったことがないことに挑戦し続けているということです。

たい平さんは武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科を卒業。現在、武蔵野美術大学客員教授で、これまでに絵画個展や、うつわ展を開催。ふるさと埼玉・秩父に『たい平美術館』を開館するなど芸術家としても活躍しています。

還暦の抱負はズバリ、「目指せ、次の好楽(笑) あんなふうになりたいです(笑) 年を重ねていくごとに、なんだか味わいが増え、深みが増え、面白みが増え、最高形態ですよね、好楽師匠って。憧れです(笑)」と、現在の大喜利最年長メンバー・三遊亭好楽さん(78)のように“大器”晩成を目指すことを誓いました。

■子ども落語会への思い「想像力のエンジンを回す練習を」

また、会場では、『笑点』大喜利のネタがデザインされた「何かあったのか!?」オリジナルTシャツや扇子、手ぬぐいなども販売。16日には、うつわ展を記念した『子ども向け落語会』も開催しました。

たい平さんは子どもの頃、絵本や母親のうろ覚えの物語を聞くときなど、自分の想像力を働かせないと楽しめないことがいっぱいあったといい、「今の子どもたちって、想像力のエンジンを回す前に、いろんな情報で受け身でしょ。落語って絶対、想像力がないと楽しめない。子どもの頃から想像力のエンジンを回す練習をしてほしい」と力を込め、子どもたちが落語と出会って好きになってくれたらうれしいと語っていました。