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桝太一、アナウンサーとして最後の大仕事 城島茂と “DASH海岸史上最大の大物” に挑む

2022年3月27日 21:54
桝太一、アナウンサーとして最後の大仕事 城島茂と “DASH海岸史上最大の大物” に挑む
番組で釣り上げたカジキ

TOKIOの城島茂さんが27日放送の日本テレビ系『ザ!鉄腕!DASH!! 3時間SP』で人気企画『DASH海岸』に出演。日本テレビアナウンサーとしては最後の大仕事となる桝太一アナウンサーと共に“DASH海岸史上最大の大物”を釣り上げるため、東京湾で巨大魚捕獲に挑みました。

今回の狙う巨大魚は、海の王者と呼ばれている“カジキ”。冬のこの時期、エサを求めて東京湾の入り口にやってくるといいます。「DASH海岸史上でも屈指のビッグチャレンジですよね」と気合の入る桝アナ。

■桝アナ「会社員としては最後のロケ」巨大カジキを狙う

城島さんから「これ、いきましょうよ、(桝アナウンサーの卒業の)お祝いってことで」と声をかけられると「私の会社員としては最後のロケになるかもしれないので。(転職先の)大学の最初の自己紹介で、“先日カジキを釣った桝太一です”とは言いたいです。今なら労災(保険)もおりますしね」と答え、笑いを誘いました。

城島さんと桝アナは海巨大なカジキ捕獲のため、洋生物専門家の木村尚さんと共に千葉県南房総市乙浜漁港へ。ここはカジキ漁が盛んな地域で、今も大物を専門に狙うハンターがいるといいます。

そこへ「カジキ釣るって聞いて、我慢できず来ちゃいました」と飛び入りで自主参加したのが、城島さんの後輩で“海を愛する男”SixTONESの森本慎太郎さん。城島さん一行はカジキ漁歴22年の漁師の船に乗り込み、「DASH海岸史上最大の大物“カジキ”を釣り上げるぞ!」という城島さんの掛け声と共に、港を出発しました。

今回、巨大なカジキを釣り上げるために使用するのが大型魚専門伝統漁法「曳(ひ)き縄漁」の道具。「デカい! 長い!」「竹を1本持ってきた感じ」と驚く城島さん一行の前に長さ10mほどの巨大な2本の竿が登場。イカを模写した船長手作りの“カジキ用の疑似餌(ツノ)”を取り付け、船で引っ張りながら巨大なカジキを狙います。桝アナは「僕の見た釣り竿で最もデカい、想像よりも激しい(漁)ですね」と“DASH海岸史上最大の大物”を相手にするスケールの大きさを実感していました。

■“1対1の勝負” 巨大カジキとの戦いの結末は

そしてポイントに到着。城島さんがツノを海に投げ入れ、桝アナも「頼むぞ! イカ(ツノ)!」と声を上げスタート。自分でカジキを見つけて食わせるという手法に桝アナは「釣りってこっち(人)が受け身だと思ってましたけど、これは1対1の(勝負)」とやる気満々。

潮目に沿って走り、カジキの居場所を絞りながら、水面から出るヒレがないか観察する一行。そんな城島さんの様子を見て、森本さんが「(普段と)全然違う、漁師の目をしてる」と表現。すると船上はいつものDASH海岸ロケの“のんびりした雰囲気”とは異なる緊張した空気に包まれました。

そして、しばらく船を走らせていると突然、釣り竿のロープが飛び出しました。「来たか! カジキ!」とテンションが上がる城島さん。ロープを引く船長の手が止まり「食ったけどいない」と一言。「1回きたので他にもいるはず、もう1回引こう」と気合を入れ直し、再度アタックするも4時間もあたりなし。

さらに雨も降り始め、波風も強くなり、危険を伴うためこの日の漁は中止することに。「自然は厳しいですね」と桝アナも肩を落としましたが、城島さんは「ハードルが高い方が燃えますし、DASH海岸史上最大ですから、チームDASHで挑もう」と、スタッフも含めDASH海岸チーム総出でカジキ釣りにリベンジ。メンバーやスタッフが日替わりで漁に挑みました。

まず1番手は桝アナが単独で挑戦し、6時間粘りましたが釣果なし。続いて2番手で挑戦したのは、DASH海岸を担当する14年目の女性ディレクター。イカが好物のコアホウドリが飛ぶ中船を走らせると、突然ロープが出ました。「(カジキ)いますよね?」と興奮するディレクターに「食ってるよ、食ってる」と返す船長。

その方向を見ると、カメラは、跳ね上がるカジキをとらえていました。そして巨大カジキとの激闘の末、見事長さ2m50cm、重さ53kgのカジキを船に上げ「うわぁ!」「デケェ!」「やったー!」と、大盛り上がりでした。

その情報は、即座に同日『DASH島』でロケ中の城島さんに報告。テレビ電話で釣り上げたカジキの様子を見せると「おー! スゴい! デカー!」とテンションが上がる城島さんは「場所は離れてますけど、同じ海でつながってますね」とチームとして挑んだ結果に喜びました。

■桝アナ「ワイルドに行こうぜ!」“カジキステーキ”に興奮

そして後日、城島さん、森本さん、桝アナが再度集合し、ディレクターが釣り上げたカジキを初めて目にすると「えっ!これ釣ったの!?」と驚く桝アナ。さらに「スピードある魚の特徴ですよね、水の抵抗を極限まで小さくできる形なんでしょうね」と尾っぽ部分について解説すると、城島さんは「こんなの見られないもん!」と大興奮。

今回釣り上げたのは千葉房総の名産だという「マカジキ」で、カジキの中では1番おいしいといわれています。地元の料理人の指導を受けながらその身を解体し、切り出した1ブロック10kg以上のマカジキのブロックを抱えた城島さんは「うちの子より重い」と感慨深い様子でした。

まずはお造りにして刺し身を味わう城島さんは「うんまい」とため息交じりにリアクションし、桝アナも「うっほっほっ」と満面の笑みを浮かべました。すると城島さんが「個人的にこれをジューって焼きたいんです、輪切りで」と、今回で卒業する桝アナがどうしても食べたいという料理作りに取り掛かりました。

大きな輪切りのマカジキを手に持つ桝アナに森本さんが「それ1枚焼くんですか?」と尋ねると「あたぼーですよ、ワイルドに行こうぜ!」とコメント。ワイルドに焼かれるマカジキステーキを囲み3人は「夢がある」「いい香り~」とうっとり。そしてミディアムレアのマカジキステーキを手に桝アナは「自分のバカさ加減が愛おしい」とニッコリ笑いながら、なりふり構わずステーキにかぶりつくと「おいし~い!!」と大きな声で叫びました。

最後は、マカジキのフライと梅入りのタルタルソースをバンズに挟んだ巨大な“マカバーガー”を全員で堪能。まるで子供のように頬張る姿に「いくつになっても夢中になるって大事ですね」と城島さんがポツリつぶやくと、桝アナも「好きな物を追いかけ続けるっていうのが人間の原動力ですよね、できなかったらできるまでやれば良いじゃんっていう」とアナウンサーとしての最後のDASH海岸ロケを振り返るように語りました。

最後に森本さんが「今回“舵切る”ことはできなかったですけど、次参加させていただくことがあれば、ちゃんと僕も“舵切って”いきたいと思います」と、“カジキ”に掛かったダジャレを披露すると、「2代目現る!」とダジャレ好きの城島さんを受け継いだ後輩の登場に現場は笑いに包まれ、“DASH海岸史上最大の大物”へのチャレンジを終えました。