中村芝翫「息子たちには負けないぞ」 歌舞伎鑑賞教室の意気込み語る
歌舞伎鑑賞教室の取材会に登場した中村芝翫さん
歌舞伎俳優の中村芝翫さん(57)が23日、東京・千代田区で行われた「初代国立劇場さよなら公演」7月歌舞伎鑑賞教室(7月3日から24日)『双蝶々曲輪日記-引窓-』の取材会に登場。1月に同じ演目を演じた息子の中村橋之助さんらに対抗意識を燃やしました。
歌舞伎鑑賞教室は、歌舞伎に触れたことがない人向けに字幕表示やイヤホンガイドなどの手引きがついた公演。再整備のため10月末で閉場となる国立劇場で行われます。
学校の生徒なども訪れる歌舞伎鑑賞教室について芝翫さんは「おとなしい良い生徒ばかりではなく、騒ぎまくって色んなことをしたり、『中村屋! 紀伊國屋!』って(屋号を)言ったら、学生が『パン屋と本屋か?』なんて言った、そんな話があった」とエピソードを披露しました。
一方で、一番うれしかったこととして「初役で(平家女護島で)『俊寛』を国立劇場でやらせていただいたときに、学生さんがみんな立ち上がってカーテンコールがございまして、そのときは歌舞伎鑑賞教室初めてのカーテンコールで、全員が立ち上がって拍手をしてくださったことは今でも覚えております」と話しました。
歌舞伎鑑賞教室は、歌舞伎に触れたことがない人向けに字幕表示やイヤホンガイドなどの手引きがついた公演。再整備のため10月末で閉場となる国立劇場で行われます。
学校の生徒なども訪れる歌舞伎鑑賞教室について芝翫さんは「おとなしい良い生徒ばかりではなく、騒ぎまくって色んなことをしたり、『中村屋! 紀伊國屋!』って(屋号を)言ったら、学生が『パン屋と本屋か?』なんて言った、そんな話があった」とエピソードを披露しました。
一方で、一番うれしかったこととして「初役で(平家女護島で)『俊寛』を国立劇場でやらせていただいたときに、学生さんがみんな立ち上がってカーテンコールがございまして、そのときは歌舞伎鑑賞教室初めてのカーテンコールで、全員が立ち上がって拍手をしてくださったことは今でも覚えております」と話しました。
■中村芝翫 息子らと同じ演目に「負けないぞ」
今回の演目『双蝶々曲輪日記-引窓-』は互いを思いあう家族の絆を描いた人間ドラマ。芝翫さんが南与兵衛後二南方十次兵衛を18年ぶりに務め、取材会に登場した中村錦之助さん(63)は濡髪長五郎を、市川高麗蔵さん(65)は女房お早を演じます。
1月の新春浅草歌舞伎でも披露されたこの演目。そのときは芝翫さんの息子・橋之助さん(27)が濡髪長五郎を、そして錦之助さんの息子・隼人さん(29)が南方十次兵衛を演じました。
芝翫さんは「これも縁だと思います」と話し、「(1月の公演で)舞台稽古を拝見しにいったが、隼人くんの十次兵衛が本当にみずみずしくてね。今回はちょっと若々しく、息子たちには負けないぞという心境でやらせていただきたいと思います」と意気込みを語りました。
1月の新春浅草歌舞伎でも披露されたこの演目。そのときは芝翫さんの息子・橋之助さん(27)が濡髪長五郎を、そして錦之助さんの息子・隼人さん(29)が南方十次兵衛を演じました。
芝翫さんは「これも縁だと思います」と話し、「(1月の公演で)舞台稽古を拝見しにいったが、隼人くんの十次兵衛が本当にみずみずしくてね。今回はちょっと若々しく、息子たちには負けないぞという心境でやらせていただきたいと思います」と意気込みを語りました。