中村芝翫、町人の忠臣蔵で初役 「男のなかの男」を演じる
(左から)天川屋義平役・中村芝翫さん、矢間重太郎役・中村歌之助さん (c)松竹
歌舞伎俳優の中村芝翫(なかむら・しかん)さん(57)が3日、東京・銀座で初日を迎えた『三月大歌舞伎』(26日千穐楽)で初役を勤めました。
芝翫さんが登場したのは、第二部『仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)』 の「十段目」。討入りを直前に控えた赤穂浪士を支える廻船問屋を舞台にした物語です。芝翫さんは主人公の問屋主人・天川屋義平を演じています。
芝翫さんが登場したのは、第二部『仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)』 の「十段目」。討入りを直前に控えた赤穂浪士を支える廻船問屋を舞台にした物語です。芝翫さんは主人公の問屋主人・天川屋義平を演じています。
2月の取材会で、義平を「男のなかの男」と表現していた芝翫さんは、「いわば“町人の忠臣蔵”です。討ち入りへ助走の勢いを増す、背景となるドラマををお見せしたいです」と、芝居の見どころを明かしています。
また『仮名手本忠臣蔵』には、大星由良之助役で松本幸四郎さんも出演しています。