尾上松也 人気ゲーム題材の新作歌舞伎に自信 「昇華させて成立させれることが歌舞伎の強み」
今作は、世界的な人気を誇るゲーム『ファイナルファンタジーX』が原作。ゲームプレイ時間が90時間を超える程の大ファンという菊之助さんが新作歌舞伎化を直談判して実現。菊之助さん自ら企画、演出、主演まで担当。松也さんは、主人公に立ちはだかるキャラクター、シーモアを演じています。
松也さんは「歌舞伎の持つエネルギー、歌舞伎の豪快さといいますか、どんなものでも歌舞伎の先人たちが築いてくださった土台があれば、歌舞伎として昇華させて成立させることが出来るというのが歌舞伎のものすごい強みだと思います」とコメント。
■慣れない衣装や髪形に苦戦 「立ち回りの時にバサバサ当たったり」
さらに、松也さんは「菊之助のお兄さんが強い思いとともにですね、随所に、いわゆる歌舞伎と皆さんがお思いになるような歌舞伎の要素というのを存分にちりばめて凝縮して、詰め込んでくださっていますので、ほんとに多くの方に楽しんでいただけますし、我々も初日に向けてさらに稽古を重ねて自信を持ってこれが我々のファイナルファンタジーXだというのをですね、お客様に見ていただくために、精進したいなと思います」と意気込みを語りました。
また、今作の難しかったポイントとして松也さんが挙げたのが衣装と髪形。「皆さん初めての衣装ですので、慣れてない部分もたくさんありまして。僕なんかですと、とてつもない大きなだったりするので、立ち回りの時にバサバサ当たったりすることもありますので、それはまだまだもうちょっと慣れてかないといけないなという所ですね」とゲームから飛び出したかのような衣装や髪形に苦戦したことを明かしました。