又吉直樹、こどもの本総選挙で発表 “絵本の『ぐりとぐら』が大好き”
第3回『小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙』ベスト10が、11日に発表され、作家として活躍しているお笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんが“こどもの本”総選挙の魅力を語りました。
こどもたちにおもしろい本と出会える機会を作り、本をもっと身近に感じてもらいたいという思いで開催されている『小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙』。過去2回の実施では、35万人以上のこどもたちが参加。そして今回は、168,405人のこどもたちの投票によってベスト10が選ばれました。
第1回から“こどもの本”総選挙アンバサダーの又吉さんはベスト10発表を前に「毎年楽しみにしています、どんな本が選ばれるのか」と話しました。
そんな中、こどものころはどんな本を読んでいたかと聞かれ「絵本とか結構好きで、『ぐりとぐら』だったりが好き。ぐりとぐらもコンビじゃないですか?2匹で活動しているじゃないですか?それが、のちのちの自分のコンビ活動にもつながっていったと思います…うそかもしれないですけど。でも、なんか仲間と一緒に冒険するとか発見するとかっていうのが好きだったりしますね」と明かしました。
ベスト10には、レオ=レオニの『スイミー』やヨシタケシンスケさんの『りんごかもしれない』がランクインする中、第1位に選ばれたのは『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂(ぜにてんどう)』。幸運な人だけがたどりつける、ふしぎな駄菓子屋が舞台で、女主人・紅子がすすめる駄菓子がお客さんの運命を翻ろうするという作品となっています。第1回の“こどもの本”総選挙から順位を上げ、今回ベスト1位に選ばれました。(第1回:9位、第2回:4位)
すべての発表を終え、又吉さんは「総選挙に参加して『自分はこの本が好きだ』っていう本のために行動を起こしてる、それって思いの強さだと思うんですよね。1つの本をこれだけ好きだっていうことを自分で表明できるっていうことは、それは人に伝わっていくだろうし、自分の中で『この本が大好きだ』って言う思いがある人は、だれかが好きだって言った本はどうなんだろうと想像する力もあると思う。そういう意味でいうとそれぞれの幅が広がっていって、いろいろな本と人をつなげていくきっかけとしていい場になっているなと改めて思いました」と語りました。
すると、「さっき、こどものころ『ぐりとぐら』を読んでたって言って、その影響がお笑いコンビ・ピースを組むのにつながったっていう話をしたじゃないですか?そのあとに“ぐら(相方・綾部祐二)は今ニューヨークに行っています”って言えばよかったな」と突然反省する又吉さんでした。