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宮川大助・花子 4年ぶりにNGKで漫才披露 「病気と闘いながらやってるんで、余計喜びに」 

2023年5月10日 21:40
宮川大助・花子 4年ぶりにNGKで漫才披露 「病気と闘いながらやってるんで、余計喜びに」 
4年ぶりにNGKで漫才を披露した宮川大助・花子
夫婦漫才コンビ『宮川大助・花子』の宮川大助さん(73)と宮川花子さん(68)が9日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で開催された『ノスタルジック演芸vol.7』に出演。4年ぶりにNGKで漫才を披露した2人が、喜びを明かしました。

2019年に血液のがんの一種である多発性骨髄腫(たはつせいこつずいしゅ)を公表し、闘病を続けてきた花子さん。大助さんとともにリハビリを続け、今回4年ぶりにNGKの舞台で漫才を披露することがかないました。

大助さんが花子さんの乗った車いすを押しながら舞台に登場すると、花子さんが「4年ぶりにNGKに戻ってきたぞー!」と拳を上げ、観客から大きな拍手がわき起こりました。

続けて、花子さんは「今日来てくださったお客さんというのは、大助・花子の生き証人ですからね」と伝えながら、「大助・花子が4年ぶりに戻ってきたその日を見てくださった特別なお客様でございますので、(漫才が)終わったら一人一人と握手してお見送りしたいという話は出ておりません。でも本当に感動しております。うれしいです。よく生きて戻ってこれたなと自分で思っております」と冗談を交えつつ、観客に感謝を伝えました。

■大助「やっぱりNGKで育ててもらったので」

公演後の取材会で、4年ぶりにNGKで漫才を披露した気持ちを記者から聞かれた花子さんは「センターマイクに近づいていくごとにめちゃくちゃうれしくて。その時の感動、このNGKの一発目の今日しかないから、すごいうれしかったです」と喜びのコメント。

大助さんも「センターマイクの前に立って漫才をするというのは、女房の生きる励みでもあって。くじけそうになった時に“絶対センターマイクに戻る”って言ってて。よそでどんだけ舞台を踏んでも、やっぱりNGKで育ててもらったので」と、NGKで漫才ができたことへの喜びを明かしました。

また、久しぶりとなるNGKの楽屋について「(楽屋に)仲間がよく集まるんです僕のところに(笑)」と明かした大助さん。「みんなで集まってワイワイガヤガヤしてた4年前の顔ぶれが、一つ二つ三つと集まって。感慨深いです。カーペット一つでも、そのにおいや楽屋のタレントとか」と感慨深かったといいます。

そして、改めて漫才を披露したことについて「めっちゃ楽しかった」という花子さんに対し、大助さんは「僕は楽しいというよりも、嫁はんが楽しんでやってるのが(横にいて)見えるんでね。病気と闘いながらやってるんで、余計喜びになりますね」と、闘病しながらも2人で舞台に立てた喜びを明かしました。