俳優の小泉孝太郎さんが、10日放送の『1周回って知らない話 2時間SP』に出演。元首相・小泉純一郎さんを父に持ち、華麗な政治一家に生まれ育った孝太郎さんが、政治家を目指さなかった理由を明かしました。

“今時の視聴者が聞きたい1周回って知らない疑問”として、MCの東野幸治さんから「なんで政治家にならず、役者の道に進んだの？」と尋ねられると、「政治家という仕事は、自分には荷が重過ぎると思ったからです」と答えた孝太郎さん。続けて「父親が1つの決断を下す。それに喜ぶ方もいれば、途方に暮れて悲しむ方もいるっていうのをやっぱ見てるわけですよ」と、周囲から政治家になることを期待される中、父・純一郎さんの決断で一喜一憂する人たちを見続けたプレッシャーで、政治家を目指さなかったことを明かしました。

そして今回、弟の小泉進次郎衆院議員がインタビューに応じ、兄弟での共演が実現。兄・孝太郎さんについて、「もともと政治の道に行くんだろうと思ってたので、芸能界って分かった時は本当驚きましたよね」と、意外すぎる決断だったことを明かし、「多分多くの世の中の人が“長男が継ぐんだろう”というふうに思っていた感覚を僕自身も持ってたと思います。そしたら俺は支えようと思ってましたね。秘書として」と、本音を告白しました。

兄が役者の道を選んだ直後、進次郎さんは自分の意思で、迷わず父の跡を継ごうと決断したことも告白。それを受けて孝太郎さんは、「どこか進次郎には後ろめたい気持ちもあって。僕が芸能界に、勝手に自分の意思で好きなことに挑戦してしまったから。僕が好きな道を選んだことで、あいつをそう（政治家に）させてしまったのかなっていうのもあったんです」と長年の後悔を明かしましたが、「本当純粋な気持ちを持ったまま政治を志したんなら、それを聞けてよかったです」と安心した様子でトークを締めくくりました。