菅田将暉、楽曲を何度も作り直していた 竹内涼真の主演映画『きみセカ』主題歌制作の裏側
映画は、ゴーレムと呼ばれるゾンビがはびこる世界を舞台に、竹内さん演じる主人公・間宮響の最後にして最大の戦いを描くサバイバルアクション。今回の舞台挨拶で、菅田さんが本編に出演しているという情報が解禁されました。
2021年地上波で放送されたドラマ『君と世界が終わる日に』(通称:きみセカ)Season1でも主題歌を担当し、今回、3年ぶりに映画のための楽曲『谺(こだま)する』を書き下ろした菅田さん。「一番そばで監督たちが(竹内)涼真ふまえ響を見ていて、“開口一番お疲れさまって言ってあげたい”という感謝も含めた、大団円の響に対する曲を流したいんだということで作りました」と、曲作りに込めた思いを語りました。
■主題歌を監督に提出も「作り直してもらえますか?」
そんな菅田さんの楽曲について、菅原監督は「打ち合わせをさせていただいて、作って送っていただいた曲が1曲ありまして、それが少し優しさよりもかっこよさが勝っている曲のような気がして。映画全体を考えると、ちょっと違うテイストの方がいいんじゃないかなと思って、“もう1回作り直してもらえますか?”っていうのを人づてに言ってもらって」と、制作過程で“ダメ出し”をしていたことを告白。“ダメ出し”は1度ではなく、菅田さんとの間で何回ものラリーがあったそうです。菅田さんとのやり取りについて監督は、「ちょうど撮影をしている期間で、これで竹内さんとご一緒するの最後だなと感情が高ぶったのもあって、“これじゃないです”って言えたのかもしれない」と、楽曲制作の裏側を明かし、会場を驚かせました。
■竹内涼真 主題歌を聴いて「僕の映画の撮影が完結」
主題歌を聴いた感想について、竹内さんは「Season4が終わって、2週間くらい空いて映画の撮影だったんですけど、こんなすぐ入れるのかな? とか色々な不安がある中で、まず菅田くんが主題歌をやってくれると聞いたときに、“最後映画もう一回頑張れるかもな”と前向きな気持ちになれて背中を押してもらえた。そして撮影の終わりくらいに曲を聴かせてもらって、1回聴くのをやめたんです。まだ僕撮影終わっていなかったので、最後の撮影が終わってからしっかり聴こうと思って。それで終わって聴いて、自分が残したものをもう1回考えさせられるような、すごく新しい感情になったんです。歌を聴いた瞬間に僕の映画の撮影が完結したというか、そんな感情でした」と、しみじみと語りました。