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「きつねダンス」に「メタバース」…  今年のエンタメ界を象徴する“流行語候補”

2022年11月4日 22:25
「きつねダンス」に「メタバース」…  今年のエンタメ界を象徴する“流行語候補”
「きつねダンス」で話題となった兄弟ユニット・YLVIS  写真:アフロ
今年1年の世相を言葉で切り取る、現代用語の基礎知識 選『2022ユーキャン新語・流行語大賞』にノミネートされた30の言葉が4日、発表されました。カルチャー分野に関連する言葉をまとめました。

■「インティマシー・コーディネーター」

今年は、映像業界での性加害が相次いで告発され、映画制作現場でのあらゆる暴力やハラスメント撲滅に向けた活動が広がりを見せました。そんな映像制作において、性的なシーンを撮影する際に、俳優の身体的・精神的安心安全を守りつつ、監督が思い描くビジョンを最大限実現させるためにサポートする新たな役割として「インティマシー・コーディネーター」が注目されました。

■「きつねダンス

北海道日本ハムファイターズのファイターズガールによる応援ダンスが、「きつねダンス」。SNSでの動画投稿や、女性アイドルなど有名人も「きつねダンス」を披露するなど、YouTubeやTikTokに多くのダンス動画が投稿され、社会現象となりました。

原曲・元曲は、ノルウェー出身のコメディアンでもある兄弟ユニット・YLVIS(イルヴィス)が歌う『The Fox』。イルヴィスは、日本で行われるイベントなどに出演するため、今年9月に初来日しました。

■「メタバース

仮想現実技術の発達や、リモート交流のニーズなどが高まったことから、ネット上の3DCG空間でアバター(化身)による交流を実現するメタバースが再流行しました。

今年は、メタバース空間でのライブやイベントなどが数多く開催されました。歌舞伎界でも、メタバース上で舞踊などを披露する『META歌舞伎』が上演され、注目されました。

■「ヤー!パワー!」

TikTokが若い世代で話題となった、筋肉芸人・なかやまきんに君の決めゼリフ「ヤー!パワー!」。2000年にピン芸人としてデビューして以降、“筋肉”と“お笑い”を融合したスタイルで活動。その一方で、数々のボディービルの大会に出場し、アメリカで開催された世界大会では、40代以上の部門で優勝するなど“ボディービルダー”としても活躍しています。