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映画『かがみの孤城』 原作者・辻村深月が思い語る 「何年先にも残るアニメーション」

2023年1月28日 22:45
映画『かがみの孤城』 原作者・辻村深月が思い語る 「何年先にも残るアニメーション」
ティーチイン上映会に登壇した原監督と原作者の辻村さん
アニメーション映画『かがみの孤城』のティーチイン上映会が行われ、原作者の辻村深月さんとメガホンをとった原恵一監督が登壇し、映画へ込めた思いを語りました。

映画は、2018年に本屋大賞を受賞した辻村さんのベストセラー小説が原作。“鏡の中の城”を舞台に、さまざまな事情を持った中学生7人が、城の中に隠された鍵を探しながら、次第に心を通わせていく物語です。

イベントでは辻村さんと原監督がお客さんからの質問に回答。学校に居場所がなく、部屋に閉じこもっている主人公・こころについて、「学校に行けない心情をなぜあんなに明確に描くことができたか」と聞かれた辻村さんは、「自分自身、学校生活がすごく充実して楽しく過ごした学生時代ではなかった。きっと順風満帆な学生生活を送っていたら学校を舞台にした作品を書かないと思います」と回答しました。

一方で原監督も「学校に行けない子たちに『学校に行きなさい 』という言うわけではなく、『今は何もしない時なんだね』 という言葉をかけられる大人や周りの友達がいることが大事。傍観者が話を聞いてあげて欲しいというメッセージが原作や映画に込められている」と作品へ込めた思いを明かしました。

最後に辻村さんは「2 回目を観ると気づくことがたくさん あり、自分で書いたのに色んなポイントで涙が出ます。何度見ても驚きがあって、何年先にも残るアニメーションになりました」とコメントしました。